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不妊治療のあり方

不妊治療をしている鍼灸院や鍼灸整骨院では、患者さんから陽性反応の報告を受けて、

「おめでとうございます。では、無事に出産を終えられたらまたご報告ください」というところもあります。

「安定期に入ったら、また来てください。」といったところもあります。

しかし、当院では妊娠初期は出産にたどり着く大事な時期だと考えて、陽性反応が出た後もしばらくは治療を継続しています。(妊娠初期の治療に関してはもちろん患者さんが希望した場合であって、陽性反応後も絶対に来てくださいとは言っていませんが、率にして7割以上の患者さんが継続して来られています。)

その理由の一つとして、当院では刺さない鍼で治療しているので、妊娠後も安心して治療を受けられることをあらかじめ考えて不妊治療に来られる患者さんが多いように思います。

さらに、普段から刺さない鍼での治療をしているので、生まれてきた子供が夜泣きや夜寝ないなどでもし困っても安心して連れてくることができるからと、さらにその先を考えて来院される方もおられます。

少し話が逸れてしまいました。

本題に戻りましょう。

不妊治療というのは、妊娠しました(陽性反応が出た段階で)で治療を終えてしまうのはどうなんでしょうか?

妊娠後の治療は不妊治療ではなくて不育症治療になるのでは、と言われればそうかもしれません。確かに不妊と不育だと治療の仕方も変わってきます。

しかし、私は妊娠と同じくらいその先の数週間がとても大事な時期だと思っていますので、不妊や不育とかの垣根を外した考え方や物の見方で治療しています。

なぜなら、

ゴールは妊娠ではなく、

無事に出産することだから。

当院に来られる患者さん

当院に定期的に通院されている方は、小学校に入る前のお子さんから80代の方まで実に幅広い年齢層の方が来られています。

これだけいろいろな年齢の方が来られていると、神経痛や関節痛、呼吸器系や消化器系、婦人科疾患やその他の症状など、やはり訴えられる症状もいろいろとあるわけです。

そこで、患者さんが訴える症状と患者さんの状態とをうまくかみ合わせてみていき、治療を行っていきます。

 

先日来院された患者さんは、膝の半月板に問題がありお医者さんから手術を勧められているとのことですが、できるなら手術はしたくないので鍼灸で何とかして欲しいとのことでした。

 

この患者さんは、最近他の病気で手術をしており、立て続けに体にメスを入れるのにとても抵抗がある感じでした。

 

それなら刺さない鍼で何とかしてみましょうと、2回ほど治療をして3回目に来院された時に、最近手術をしたところの術後の回復が鍼灸治療をするようになってからは目に見えて回復が早くなっていると、とても喜んでおられました。

患者さんの訴えは膝の痛みの緩和でしたが、この膝の痛みばかりに気がいっていると、全体を見落とす恐れがあります。

私が考えたのは、手術により体の精気(エネルギー)が奪われてしまい、そのことで膝にも影響が及んだのではないかと。

そこで、膝にとらわれずに、まずはこの精気の虚を回復していくことに重点をおいて治療することで、体全体の症状がおのずと改善していくだろうと考えて治療にあたりました。

 

やはりこれが正しかったみたいで、精気が回復していくと自然治癒力が戻ってきます。

それが、術後の回復が以前より良くなったという形で表れたと思います。

 

膝の方も、少しずつ以前より熱感が収まってきており、希望が持てるようになってきているみたいです。

 

手術をしていない方でも精気の虚が見受けられる方がいます。

しかしこの精気の虚を回復していくことで、いろんな症状に効果をもたらしますので、お悩みの症状の改善に試されてみてはどうでしょうか?

鍼を刺してみる

最近は、ムシムシ暑い日もあればひんやりと涼しい日もあったり、この気候の変化についていくのがしんどいですね。

それに昼間だけではなく、夜も日によって気温差があるので、寝るときに窓を開けたり閉めたり、掛布団もどれをかけて寝たら快適に寝れるのか頭を悩ませている人もいるのでは?

私の嫁がまさにそんな感じです。

そして、熟睡できずに寝不足になり、かなりお疲れモードに…

寝不足の次の日は疲れているのでぐっすり寝れるかというと、そうでもないみたいで、疲れているのに寝れないという事態に陥っていました。

横になって寝るということは重力からの解放を促すわけですが、肉体的疲労もしくは精神的な疲労がある一定のところを超えると、重力から解放するという行為が難しくなるのかもしれませんね。

 

そんな嫁が睡眠薬を飲んで寝ると言い出したので、ちょっと待てと。

薬の前にまずは鍼をしてみて、それがだめならお灸をしてみて、それでもだめならそれからでもいいんじゃないの?

 

ということで、まずは鍼をしてみました。

 

翌朝、妻は朝まで一度も目覚めずに寝れたと言うておりました。

 

鍼をしたのは、一か所。

一つのツボに刺してしばらく置いておいただけ。

ただそれだけ。

鍼を刺してそのまま20分ほど横になって放置。

鍼を抜き、そのまま就寝。

目覚めたときには、すっきりとした身体で朝を迎える。

 

刺す鍼って、

効きますね。

これからは、患者さんにも刺す鍼でいこうかな!?

冗談です。

なぜなら、

刺さない鍼の方がもっと効くと思っているからです!

 

治療家も患者さんも、

鍼は刺すもの、痛いものという呪縛から脱却して欲しい。

 

 

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