月別アーカイブ: 2017年6月

刺す鍼≦ささない鍼!?

前回のBlogで、当院はささない鍼で治療していますと書きましたが、ささない鍼を使うとされる側(患者さん)はまったく何も感じないということが多くあります。

 

刺す鍼のように、物理的に組織を破壊するわけではないので、何も感じなくても仕方がないと言えば仕方がないのですが、けれども何も感じないから効果もさしてないのではないのかと思われる方がおられるかもしれませんが、そんなことはありませんよ。

 

それに、私自身は刺すより刺さない方が効果があると思っていますが、たとえ効果が同じとしても、刺すことによる痛みや出血、感染のリスクをわざわざとる必要性は??と思うわけです。

じゃあなんで、鍼灸師は刺す治療をする人が多いのかと疑問を抱くかもしれませんが、これは鍼灸学校ではほとんど刺す鍼しか学ばないからというのが大きな理由だと思います。

学校では、鍼治療は刺してするもの。そして刺す技術を学ぶところ。

それゆえ、私のところに学生さんや鍼灸師の方がささない鍼を教えて欲しいと来られるくらいなので、ささない鍼だけで治療しているところはまだまだ少ないのでしょうね。

 

私も最初は、鍼を刺すのが当たり前と思っていましたが、鍼をツボにあてるだけで気が流れるのが分かると、あぁこれならささなくても気を動かすことができるし、人間が持つ自然治癒力を最大限に発揮できるんじゃないかなと感じたわけです。

 

 

奈良県生駒市東松が丘2‐5有家マンション103

こも池鍼灸院

TEL  0743-73-8177

鍼=痛い!?

当院では鍼を刺さずに治療しています。

 

先日、お子さん連れで来られた患者さんに鍼をした後に、お子さんにも、「鍼をしてみる?」

と聞いてみると、鍼は痛いし怖いから嫌だと返ってきたので、そこで私も「この鍼はささらないから痛くも怖くもないよ」とささない鍼を見せながら言ってみたものの、かたくなに拒否されてしまいました…。

 

鍼と言えば、予防接種の時に打たれるあの鍼のことを想像するのかして、どうしてもそれが頭から離れないのかもしれませんね。

それに、常日頃からささない鍼と接している私と違って、ささない鍼だから大丈夫と言われても、「鍼」と「ささらない」がつながらないのは当たり前で、「鍼」は「ささる」の方がしっくりとくるのかもしれません。

 

そこでというわけでもないですが、私は、久しぶりに自分の体に鍼を刺してみることにしました。

と、言うのも、部屋をごぞごぞと整理していると、昔のカメラフィルムが出てきたからとりあえず現像に出すとか、何の曲が入っているのか分からないからとりあえずラジカセにテープを入れて再生してみるみたいな、どちらも例えが古いけど、以前に買った刺す鍼が出てきたので、懐かしさとちょっとしたわくわく感を持って、鍼を刺してみた次第です。

 

自分で久しぶりに鍼を刺してみると、これがまた、いやいや、なかなか、刺す鍼も面白い!

普段している、鍼をかざすだけとは違い、刺して上下に動かしたり、右へ左へ回転させたり、刺したまましばらくおいてみたり、いろいろなバリエーションを楽しめるし、なんといっても鍼をしました感がでてきます。

効きはともかく、これは鍼をされる側もされた感をすごく感じるだろうなと思いました。

 

けれども、足裏や手のひらなど刺す場所によってはかなり痛みを感じるし、そのほかのところでも多かれ少なかれ皮膚を破るのだから、多少の痛みは付き物だなと…。

 

 

奈良県生駒市東松が丘2‐5有家マンション103

こも池鍼灸院

TEL  0743-73-8177

プレミアムな券。

私は、鍼灸をすることによって患者さんが思い描いた未来図が叶い、そしてその幸せの輪が家族や友達に広がっていくのがうれしくて。

お金では得ることができないプレミアムな券を治療代とは別に頂けていると思って鍼灸をしています。

 

ある患者さん、この方は今から1年半くらい前に乳がんが見つかり、その後すぐに手術をして癌組織を取り除いた後、思うように身体が動かない、手術の傷跡が痛む、しんどい、つらいといった症状をできるだけ早く改善していきたいという思いで来院されました。

 

今まで健康で病院とは縁がなかった人ほど、自分の体が病に冒されていることを知らされた時のショックは大きく、見つかった病気に加えて精神的なダメージでうつ症状やめまい、耳鳴りなどの他の症状を二次的に引き起こすこともあります。

それに、病院で手術をしたから転移の心配はなくても、身体はすぐには元のようにはなかなかいかないこともあります。

それは、手術によって大きく「気」(エネルギー)が失われてしまうからです。

東洋医学ではこの状態のことを「気虚」と言います。

これは、産後のお母さんにも当てはまります。よく、産後1~2か月はゆっくりと過ごすことが大切だと言われていますが、それはこの「気虚」と関係しているように思います。

キーワードは「気」。

 

鍼灸はその失われた「気」を補っていくことができます。

「気」、目には見えないものですが鍼灸で「気」を補っていくと、この患者さんの場合。

3歩進むと2歩下がりたくはないけれど、ちょっと足踏みを繰り返しながら少しずつ着実に「気」を補っていくと、それはやがて1年前にはとてもじゃないけど無理だと思っていた、スポーツジムのスタジオレッスンに参加し体を動かせるまでになりました。

 

スタジオの鏡に映る、体を動かせている自分に喜びを感じ、そのことをとてもうれしそうに話してくださいました。

 

体の調子が良い時悪い時で気分も浮き沈みしてしまうものです。それでも地道に「気」を補っていくとそれはやがて大きな力になります。

 

そして、こうして今日もプレミアムな券を頂けている私は、患者さんの喜びと同じくらいうれしさいっぱいの気持ちになります。

 

 

 

奈良県生駒市東松が丘2‐5有家マンション103

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