電車の中でたまに見かけませんか?
薄目を開けて寝ている人を。
今はマスクをしている人が多いから、口をポカンと開けて寝ている人は気付けれないけれども、目を少し開けて寝ていると気付かれてしまいますね。
本人はしっかりと目を閉じて寝ているつもりでなのでしょうが、少し開いてしまう…
なぜ、そうなってしまうのか⁇
それは、眼球が大きいからまぶたを閉じても収まらないかもしれないし、このご時世だから人をクスッと笑わせたいと考える人もいるかもしれない。
いや、いないかな。。
東洋医学の観点から見てみると、五臓(肝・心・脾・肺・腎)の中の脾蔵の働きが弱っているのが原因だと考えれらます。
脾は、お米や野菜、魚・肉など食べたものを動く力・動かす力(気や血)に変える働きがありますが、その働きが低下すると、動く力・動かす力が減ってしまい、それがまぶたを閉じる力にも影響してきます。
それゆえ、脾蔵の働きが弱ると寝ていても薄目が開いてしまうようになります。
脾蔵の働きが弱ると、他の特徴として、朝起きる力が弱くなってしまい、朝なかなか起きられない。
体全体が重くて動くのがしんどい。
といったことも出てきます。
これらの症状が当てはまる人は、もしかすると気付いていないだけで薄目を開けて寝ているかもしれません。
また、脾は湿気に弱い性質があり、今の梅雨時期は特に脾が弱りやすくなります。
湿度が高くジメジメとして気分が乗らない時に、人をクスッと笑わしてちょっとした和みを提供できるかもしれませんが、たぶん当の本人は体がしんどいはずです。
でも、安心してください。そんな方のために、当院では、家でもお灸でセルフケアできるように脾蔵の働きを良くするツボの場所をお伝えしています。
湿気が多いこの時期は、本意ではない笑いを誘わないためにも、脾蔵の働きの低下に要注意!
こも池鍼灸院
奈良県生駒市東松が丘2−5