治療点検索測定器、分かりやすく言うとツボの場所を探す機械です。
なぜ今頃ツボを探す機械を買ったのかというと、当院に来られた患者さんが別の鍼灸院に行かれた時に、鍼をされる際に機械を使ってツボの場所を選んでいたことを聞き、そういえばそんな機械があったことを思い出したからです。
この機械が発売されたのが7年くらい前だった記憶がありますが、その頃は、ツボを探すのに機械に頼るなんて鍼灸師じゃない!
鍼灸師なら自分の手や五感を使って見つけるものと変なこだわりがあったので、発売当初は興味が湧きませんでしたが、あれから時間が経った今は機械でサクサクっと見つけられるならそれもありかもと思うようになりました。
と、いうことで買ってみました。去年で生産が中止になり、今は在庫処分でお安く買えました。
説明書には治療点を音で知らせますとしか書かれていませんが、おそらく電気を流して体に流れる微弱な電気の変化をキャッチして、それを音で知らせてくれる商品だと思われます。
そのためだと思いますが、通常の電池より電圧が大きい電池が使われています。
久しぶりに見ました。この形の電池。
一般的な円柱型の電池の電圧は1.5~3ですが、これは9あります。
ちなみに、電圧はv(ボルト)ですね。
ボルトを発見したのはボルタさんですが、ボルトだけを聞くとオリンピックで活躍した人類最速スプリンターのウサイン・ボルトを連想してしまいそうですね。
もし、先に堀内孝雄が出てきたら、どっぷり昭和世代の人ではないでしょうか⁉
ヒット曲に「君のひとみは10000V」がありましたものね。
この機械には棒が2本あります。
1本は患者さんに握ってもらい、もう1本のペンの形をした棒の方で皮膚に当てて治療点を探していきます。
治療点が見つかると音で知らせてくれる仕組みです。
音で知らせてくれますので、見逃すことがありません。
試しに妻にやってみると、「ピー、ピー、ピー」といろんな場所から音がなり、治療点が山のように出てきました。
人間の体には360個ほどツボがあると言われていますが、そのことを知ることができる機械かのように感じましたが、私のやり方が悪いだけかもしれません。
ちなみにこの機械は、妊婦には使用しないでくださいと書かれていたので、私が施術に使う出番はあまりなさそうです。
こも池鍼灸院
奈良県生駒市東松ケ丘2-5有家マンション103