ふつうです

2016年に書いたBlog

 

患者さんの身体の状態を診るときに必ず脈を診ます。

脈を診ると色んなことが分かります。

肝臓や腎臓など臓器の状態が分かったりその他のことも分かったりします。

しかし、その他のことを患者さんに言うと、私を特殊な人のように思うことがあるようですが、それは錯覚です!

 

そのようなことから書いてみようと思った「ふつうです」

 

ここ生駒の鍼灸院から阪奈道路の方向に歩いていくとラーメン屋さんがあります。

私は小さなスペースでそれこそカウンター席しかないようなところで、夫婦や友人2,3人でされている店が好きなんです。

なぜなら、そんな店は、麺を湯がく姿や盛り付けをする人などをカウンター越しに見ることができることが多くて、自分が食べるラーメンが作られていく工程を近くで見られる楽しさや衛生面に対する安心感があって、ラーメンを食べるだけではない付加価値があるように感じるのと、自分が食べるラーメンがだいたいあとどれくらいで運ばれてくるのか推測できるという点があります。

 

まさに、そんなラーメン屋さんが鍼灸院から少し歩いたところにあるので、先日初めて行ってきました。

昼時は店の前に行列ができることが多くあるようですが、私が行ったときはたまたまタイミングが良かったようで、ほとんど待たずに店に入ることができました。

 

どれを頼むか思案する第一段階として、まず当店おすすめメニューを見て、それから周りを見てどんな種類のラーメンを食べているのか、実際のボリュームなんかもわかる範囲で情報を集めます。

周りから集めた情報と自分が一番最初に食べてみたいと気になったラーメンが一致すれば迷うことなくそれを注文しますが、周りの多数と自分の気になるラーメンが一致しない場合は少々悩みますが、だいたいは自分が最初にこれと思ったラーメンを注文します。

 

注文したラーメンがカウンターを挟んだ向こう側で手際よく作られていく姿を見ると、まさに職人技!

麺をくぐらせ、湯を切り、盛り付けしていく姿を見ると、

これは、もはやひとつの舞台作品を見ているようで、

これだけでお腹いっぱいでごちそうさまでした。

と、お代を払って出ていくと、ふつうではないので、

 

『はい、どうぞ』と出来上がったラーメンをしっかりと受け取ります。

 

まずは見た目で味わって

次に香りを楽しんで

そしてスープをひとくち

そして麺をすする

そしてあとは思いのままに食べる。

 

ふつうのわたしです。

 

 

こも池鍼灸院

奈良県生駒市東松ケ丘2-5