不妊治療に来られる患者さんから妊娠していく人の共通点や特徴はありますか?と尋ねれることがあります。
東洋医学の観点から言うと、ツボを押した時の感じや脈の強さ、お腹の張り、顔色や髪質など色々なところから妊娠力を判断することができます。
施術を重ねていくとそれら妊娠力の指標となるポイントが変化していき、やがて妊娠に至る方が多くおられます。
簡単に言うと、鍼灸を受けると妊娠していく人が多くなるという特徴があると言うことです(当院に通われた方の約7割の方が妊娠されています)が、それとは別にもう一つ思うことがあります。
それは、患者さん自身の思考回路の中に、妊娠に関しては『未知の領域がある』ということを受け入れられる人のほうが、妊娠していく傾向にあるように感じます。
子どもを授かるためにはどうしたらいいのかを知りたいから調べるのはとてもいい事だと思うけれど、調べても調べても答えが出ないことだってあったりすると思います。
そんな時に、答えを『未知の領域がある』とすることで、ひとまず解決させている人は、時間とストレスのかかり方が少ないのからかどうかは分からないけれども、これも妊娠していく人の特徴のように感じることがあります。
鍼灸を受けていると、体の冷えが改善されたり、卵胞の質が良くなるなどの体に変化があらわれます。しかしそれだけではなくて、気持ちにも変化があらわれて、『未知の領域がある』という考え方になる人が増えていくようにも感じています。
はりやお灸をすると、体だけでなく『こころ』にもいい変化が起こる可能性がたくさんあります。
これって、西洋医学ではなかなかできないことだと思います。
こも池鍼灸院
奈良県生駒市東松が丘2−5
0743-73-8177