妊活をされている方からの質問

2019年3月18日

患者さんから、生理の時に鍼灸をしても大丈夫なの?と聞かれることがあります。
答えは、もちろん大丈夫です。

もっと言えば、不妊の方には生理時の鍼灸はおすすめです。

その理由の1つとして、生理時に鍼灸をすると骨盤内の血流が良くなり、子宮に付着している内膜がちゃんとはがれていって、子宮をきれいな状態に戻してくれるからです。
人工授精や体外受精・顕微授精を行う際には、特に内膜の厚さが気になると思います。
しかし、着床を考えると厚さも大切ですが柔らかさも大切です。内膜の厚さが16ミリあるのに着床しなかったのに、厚さが6ミリでもしっかりと着床することだってあります。

それはもしかすると、16ミリの厚みは生理の時に内膜がうまくはがれずに残ったままになっていて、次の周期にその上に新たな内膜が作られて厚みが増していることも考えられます。
もしそうなら、着床しやすいふかふかの内膜の厚みの部分は、実はとても薄いかもしれません。

生理時の鍼灸は、古くて固くなった内膜を取り除く効果が期待でき、実際に生理時の血の色に変化が表れます。

なかなか妊娠に至らない方は、真新しいふかふかの内膜で卵を迎える準備をして、着床する確率を上げてみてはいかがですか。
卵の質を気にかけるのと同じように、生理時の鍼灸で内膜の質も上げて行きましょうね!

 

奈良県生駒市東松ケ丘2-5

こも池鍼灸院