他の鍼灸師から施術を受けるのは数年ぶりになります。
いつもは施術をする側なので、される側はとっても新鮮です!
なぜ、久しぶりに受けてみようと思ったのか、理由は単純明快。
患者さん側から施術者を客観的に見ることで、頭の中で何かが弾けて普段の私のやり方を見直すきっかけが見つかればいいなと思ったからです。
客観的とは二つの意味があるそうで、一つは先ほど書いた、相手の目線で良し悪しを見ること。もう一つは数字から見るということだそうですが、今回、施術を受けて、患者さんの立場から改善点を見つけ出し、それが数字(妊娠率)につながればいうことなしですが、そんなにうまくいくものなのか??
まずは、普段私が何の疑問もなく患者さんにしていることが、患者さんにとっては『それ、いらない』と思っていることがあるかもしれないので、そこから直していこうと思います。
施術を受けて思ったことは、私は少しおしゃべりが過ぎるということです。
べらべらと長話をするということではなくて、鍼灸師として話の方向性がおかしくなって必要のないことを話してしまうということです。
例えば、こんな感じ。
『怪我をしても回復が早いでしょう。あなたの体の中には小人が2人いるからあなたと合わせて3人力で修復していくから治りが人より早いんです』
『他の人からあなたの話す言葉は当たりがきついと言われることがよくあるでしょう。それはゴジラが口から火を吹くようにあなたの言葉には火が乗っているから、相手に与えるダメージが強くなるんだよ』
方向性が悪くない場合は、こんな感じです。
妊娠したけれども着床した場所が悪くて成長が途中で止まってしまった患者さん。
病院での診察で、成長が止まってしまった胎嚢を出したいけれども、絨毛に行く血がまだ継続している様子が伺えるので、手術をすると出血量が多くなる可能性があるためリスクが大き過ぎて手を出せない。
ならば、鍼灸で何とかならないものか。
それなら、絨毛への血の流れを止めることにします。
まずは絨毛へ流れる血の道を見つけてます。先ほどの小人が見える感覚と同じ要領です。
数回の施術で、絨毛への血の道がなくなっているのを確認。
その後、病院での検診で絨毛の血が減少していることが分かる。
次は、生理と共に胎嚢が出てくるように施術を行い、いつ頃に出てくるはずと伝えて、その通りになりました。
分かる範囲で先のことを伝えておくと、患者さんは安心できると思います。
今回、久しぶりに施術を受けてみて分かったことは、話の方向性は大切だということです。
あたり前田のクラッカー。
(一応、弾けた⁉︎)
こも池鍼灸院
奈良県生駒市東松が丘2−5有家マンション103