黒(陰)から白(陽)へ 妊娠の力

先日、患者さんが『妊娠したことを友達に知らせたら、まるで自分のことのように喜んでくれたり、涙流して祝ってくれたり、自分が想像してなかった友達のリアクションに驚きとうれしさがこみあげてきた』と話されていました。

それを聞いて、子供を授かることはとても特別なことなんだと改めて思いました。

 

そんな話を他の患者さんからもたくさん聞くことができるように、連日、ささない鍼で身体の滞りを取り除き「気」や「血」の巡りを良くすることで手一杯になっていてblogの更新が滞り気味になっています。

blogの方も鍼治療のように滞りなく更新できればいいのですが、こちらは思うように進まない…

 

さて、突然ですが、あなたは物事に対して白黒をつけないと気が済まないタイプですか?

私は別にどちらでもいい方です。

白と黒に分けても、白の中にまた白と黒があるかもしれないと思うと、どこまでも深堀してしまい、いったいこれはどこまで続くの⁉となるのも嫌だから、それなら早い段階でどっちでもいいやと思うようにしています。

普段、私と同じような感覚の人でも妊活をしている時には、毎月のように陽性か陰性か、白黒はっきりと答えが出てきてしまいます。

陽性反応が出たらとても嬉しいことだけど、陰性の場合には落ちこんでしまい、何が悪かったのか、このまま妊娠できないのではないかと、黒の中の黒をさまよいお先真っ暗に思えてくる時だってあるかもしれません。

そんな方の力になれるように、鍼灸をする時には白黒を意識して施術をしています。

 

今まで陰性続きでも、陰(黒)の中に陽(白)が出てきて、それが増えていけば陰性体質から陽性体質へ変わります。

鍼灸施術で、黒から白に変えたいことは5つ。

①手足の冷え

②下腹部・腰の冷え

③肩こり・首こり

④頭痛・腰痛

⑤ストレス

これら5つと睡眠を改善していけば妊娠に近づきます。

改善方法は、患者さんの身体に合わせた方法を導き出します。

 

導き出し方は、全身をパっと見れば分かりますが、脈やツボの反応、お腹の張りなど、多角的に診て決めていきます。

この時に、患者さん自身が気づいていないことも分かったりします。

それが暗闇から抜け出すきっかけになることもあります。

暗闇を間違った方向へ進んでいる場合には、正しい方向へ舵取りすることができます。

 

鍼灸で黒(陰性体質)から白(陽性体質)へ。

 

 

こも池鍼灸院

奈良県生駒市東松ケ丘2-5