不妊の原因になりやすい気虚について

2020年1月22日

 

不妊の原因になりやすい一つに気虚があります。

気虚とは、気が不足している状態です。

気とは、エネルギーのことですが、ここでは身体の働きや機能の回復をする力とする方が分かりやすと思います。

 

気が不足していると妊娠に必要な働きや機能の回復が低下してしまい不妊の原因になります。

例えば、月経が早くなる人は、血をとどめておく働きが低下しているために起こります。

すぐに汗をかく人も、実は汗をとどめておく力が低下しているからかもしれません。そんな方の場合は、体を動かすとすぐにもっと汗が出てきます。

 

気虚の人の特徴

・肌が白っぽい

・息切れしやすい

・精神疲労がある

・月経周期が早くなる

・月経量が多くなる

・食欲低下

・少し食べただけでお腹の上の方が張る

・甘い物を好む

・食後に眠たくなる

 

そこで、不足している気を増やす方法は!

食事です。

食べる時間や速さにも気を付けながら(ゆっくりよく噛んで食べると内臓への負担が減る)、偏食しないでバランスのとれた食事を続けていると、「気」がもりもりと付いてきます。(東洋医学では、この気のことを水穀の気を言います)

 

例えば、よく噛まずに食べる人は胃にとても負担をかけています。

胃は、ごろっとほぼ丸投げ状態で入ってきたものを、必要なものとそうでないものと仕分ける作業にたくさんのエネルギーが必要になってきますので、あなたが雇用主で胃が従業員なら、ブラックを言われてしまうかもしれません…

胃に負担をあまりかけない食事をするだけで気(エネルギー)の浪費を抑えることができて、その分を他に回すことができるようになります。

 

食べ方を見直すことで、胃の労働環境は改善されて、浪費していたエネルギーの見直しができます。身体全体のエネルギーの分配が変化して、今まで分配されていなかった器官にもエネルギーが使えるようになり、身体の働きにも変化が出てきます。

 

しかし、食欲がない人や、気を付けていても改善されない人は、鍼灸で身体の改善をしていくことをお勧めします。

鍼灸で不足している気を補って妊娠力UP!

 

奈良県生駒市東松ケ丘2-5

こも池鍼灸院