録画をしたままずっと観れずにいましたが、ようやく観る決心が付きました。
と書くと一体何があったのと思われるかもしれませんが、ブログがこんな風に
載るので、内容を読んでくれる人が増えたらいいなと、つい下心が出てしまいました。
今回は(今回も⁉︎)こんな感じで、ゆるり〜としたblogです。
東洋医学において重要であり独特なものと言えばツボですが、番組ではツボとは、体の異常があらわれる反応点、体の内部を良くする治療点であると解説していて、私もうんうんそうそうと同感しました。
ただ、体の異常があらわれる反応点=体の内部を良くする治療点とは限りません。
私の場合は、異常がある反応点と体を良くする治療点は異なる時が多くあります。
ツボの話の後は、いよいよ鍼の登場です。
アスリートが運動で疲労した太ももに鍼灸師が鍼を刺すと、血行が良くなる様子がモニターを通して映し出されていました。
それを観ていたコメンテーターのひとりが、体が良くなるのは嬉しいけれど、鍼を刺されるのは怖いと話されていて、私はうんうんそうそうと同感しました。
けれども、私は刺さない鍼オンリーでラブリーかというとそうでもありません。
私が鍼灸師であることを知っているご近所さんは、体の不調があると私を訪ねてきてくれます。
この間も、腰をかがめてそろり〜そろりと歩いて来られた方に、刺す鍼をして治しました。
なぜ鍼を刺したのか?
それは単純明快。
刺す鍼は、刺したままにできるので(これを置きばりと言います)、何本も同時に鍼をすることができるからです。
では、なぜ鍼灸院では刺さない鍼を使うのか?
それは、刺さない鍼の方が患者さんがストレスフリーでいられるからです。
置きばりよりもストレスフリー優先です!
番組最後は、鍼灸はこころにも効くという話で、パニック症の改善が放送されていました。
その時に使っていたツボは神門・内関・太衝でした。
神門は、心と繋がる心経
内関は、心と守る心包経
太衝は、肝臓に繋がる肝経
になります。
こころの症状に、心経や心包経が使われているのは分かりやすいと思いますが、肝経はぴんとこないかもしれません。
肝は魂を蔵すと言われているところで、肝の働きが弱くなると驚きやすくなるからだと考えられます。
夏の夜の肝試しの、あの肝と同じです。
当院には以前に、不妊症とパニック症を持った方が通われていました。
その方は、電車に乗るとパニック症が出てくることから、通勤する際に快速を使わず、症状が出てもすぐに降りられるように各停に乗って通われていました。
鍼灸治療で、快速電車でも大丈夫になり、そして妊娠もされました。
これはまさに、鍼灸はからだもこころも良くすることができるいい例だと思います。
このような体験を知っている人間としては、東洋医学 ホントのチカラのような番組がもっと出てきて、人々の健康に鍼灸がもっと身近になればいいな、という言葉で締めくくりにしたいと思います。
『り』にこだわって書いていますが特に意味はありません。。
こも池鍼灸院
奈良県生駒市東松が丘2−5 有家マンション103