東洋医学では、人は呼吸によって取り入れる「気」と食べ物から作られた「血」によって養われていると考えられています。
しかし、何らかの影響(天候・食生活・職場環境など)で気血が滞ると、身体のパフォーマンスが低下してしまいます。
例えば、身体のパフォーマンスが低下していると生理や排卵時の身体のエネルギーがいつも以上に必要な時に痛みが出てきます。
これは、気血が滞り、生理時に必要なエネルギーが低下している状態を身体は痛みとしてサインを送ってくれています。
そのサインをしっかりと受け止めて施術を行います。
気血の滞りとそれらを取り除くツボは、独自の感覚により感知します。
気血の滞りを取り除く際に鍼やお灸をするツボは、WHOが定めた365個のツボの場所とは違うツボに行うことがよくあります。これは教科書で定められたツボの場所よりも、ご本人から発するツボ(反応点)を重視した考えになります。
この方法で施術を行うことで、妊娠される方の割合が増えました。
多くの症状は、施術後から変化していきますので体感できると思いますが、細胞が生まれ変わるには3カ月はかかると言われています。
不妊鍼灸の場合は、よりよい卵子の質を求めるためにも、3~4か月を一つの目安にしてください。