妊活をがんばっているのに、なかなか結果が出ない…。
そんなとき、「もしかして冷え体質かも?」と感じたことはありませんか?
実は東洋医学では、“冷え”は妊娠しづらさの大きな原因のひとつと考えます。
特に奈良のように寒暖差が大きい地域では、体が冷えやすくなる方も多く見られます。
この記事では、東洋医学の視点から見る「冷え」と「妊娠力」の関係と、奈良の鍼灸師である私が実際に患者さんにもおすすめしている、セルフケア方法3選をご紹介します。
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冷えと妊娠力の関係
なぜ冷えていると妊娠しにくくなるの?
東洋医学では、体の中を流れる「気(き)」「血(けつ)」「水(すい)」がしっかり巡っていることが、妊娠の土台になると考えます。
ところが冷えていると、これらの巡りが悪くなり、
• 子宮や卵巣まで栄養が届かない
• ホルモンのバランスが乱れる
• 着床しにくくなる
といった状態になりやすくなります。
特に、下半身の冷え・お腹の冷え・手足の冷えは、妊娠力と深く関係しています。
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あなたは冷え体質?セルフチェック
以下に3つ以上当てはまる方は、冷え体質かもしれません。
• 朝起きたときに足先が冷たい
• 生理のとき、血の色が黒っぽい or 塊が出る
• 生理痛が重くて鎮痛剤が手放せない
• 基礎体温がガタガタ、もしくは高温期が短い
• 寝ても疲れが取れにくい
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奈良でできる冷え体質セルフケア3選
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① お灸|「三陰交(さんいんこう)」で冷えを撃退!
「三陰交」は、女性の健康と妊活の大定番ツボ。
足の内くるぶしから指4本分上、骨の際にあります。
このツボに市販のお灸をすることで、子宮や卵巣の冷えにアプローチ。
※ただし、高温期(排卵後)は控えましょう。
【ポイント】こも池鍼灸院では、セルフ灸のやり方も丁寧にお伝えしています。
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② 足湯+ハーブ|「当帰」や「生姜」で巡りUP
奈良は薬草文化が豊かな地域
当帰(とうき)や乾燥生姜を使った足湯は、冷えた足先を温めるだけでなく、気血の巡りを助けてくれます。
夜寝る前の10分間、足首までしっかり浸けると効果的です。
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③ 「関元(かんげん)」を温めて“気”を充電
おへそから指4本分下にある「関元」は、東洋医学で**“気の元”**と言われるツボ。
ここを蒸しタオルや温灸器でじんわり温めると、体の中心からポカポカしてくるのがわかります。
寝る前に3〜5分温めるだけでも、冷えの改善に効果的です。
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冷えを根本から変えたい方へ
セルフケアを続けることはとても大切ですが、
• 長年冷えに悩んでいる
• なかなか妊娠につながらない
• 体外受精前の体づくりをしたい
そんな方は、ぜひプロの視点で体質をチェックしてみてください。
こも池鍼灸院では、脈・お腹・ツボの状態などを見て、あなただけの妊活ケアをご提案しています。
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まとめ
• 冷えは妊娠しづらさの大きな要因
• 東洋医学では「気・血・水」の巡りを重視
• セルフケア(ツボ・足湯・温め)で改善が目指せる
• 本格的な体質改善には、鍼灸の力を取り入れるのもおすすめ
冷えに悩むあなたが、少しでも前向きに妊活に取り組めますように。
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