妊活に鍼灸を取り入れている人はどれくらいいるの??

2019年5月31日

始めに
昨今、妊活という言葉が市民権を得てすっかり定着していますが、妊活に鍼灸を取り入れている人はいったいどれくらいいるのか、今日はある本を参考にして考えていきたいと思います。

1、本のタイトル「俺たち妊活部」
なぜ、この本を選んだかと言うと、たまたま図書館で見かけたから借りてきたというとても軽い動機です。
この本の内容は、2部構成で前半は100人の妊活夫婦の妊活経過や夫の気持ちを綴ったもので、後半は著者の方の妊活実録になっています。

妊活経過の流れとして多かったのが、
①自然妊娠しない→②病院へ行く、タイミング療法(3~6ヶ月)→③人工授精(3~6回)⇒体外受精・顕微授精
もしくは、病院に行って検査して卵子の老化と言われて、すぐに体外や顕微に

心境の変化として、タイミング法からステップアップして行くに比例して、お金の問題や薬の副作用、決められた時間に服用しないといけないといったストレスからくる妻の不安定な気持ち。
努力しているのに、前に進まないことへの苛立ちや夫婦仲の変化などいろんなことが書かれてありましたが、101人の文章の中に『鍼灸』という文字はどこにも出てきませんでした。

2、鍼灸がなぜ出てこない??
鍼灸を取り入れている人は、うまくいっているから!?
それなら嬉しいのですが、現状は鍼灸のすごい効果を知っている人がまだまだ少ないのかもしれません。
もしくは、鍼灸の効果は聞いたことがあるけれど、受けるにはまだちょっと抵抗があるのかもしれません。

3、鍼灸をもっと知って欲しい!
鍼灸にはいろんな良さがあります。
例えば、妊活をしているとそのことがストレスになってきている人もいると思います。
ストレスホルモンは、女性ホルモンのバランスを乱し、生理不順や排卵異常になる場合もありますので、これは悪循環でしかありません。
けれども、大丈夫です。鍼灸を受けるとストレスホルモンを減らすことができます。
また鍼灸は、あかちゃんを授かる・出産するという妊活のテーマだけでなく、自分自身の身体について再発見できますし、気持ちの安定や精神的な支えにもなります。

結語
鍼灸があれば、お医者さんの方針のままに体外へステップアップして行く前に授かる可能性が大きくなるだろうし、体外をされている方も鍼灸を併用することで、妊娠する確率が上がります。

しかし、このことを知らない人がまだまだ沢山いることをこの本を通して感じました。
もっと身近に鍼灸があれば、身体への負担はもちろん、経済的負担も減らせると思います。

ぜひ、鍼灸を身近なものにしてくださいね!

 

奈良県生駒市東松ケ丘2-5

こも池鍼灸院