患者さんの一言から思ったこと

2020年6月2日

『鍼灸を通して不妊に取り組んだ期間は、今までで一番自分の身体と向き合えた時間になったので、鍼灸をしていなかったらここまで自分の身体について理解できることは出来なかったと思う』

そんなふうに話としてくれた患者さんは、来院前は、不妊治療をしなくともすぐに授かる人を見ると羨ましく思う気持ちや、何で私は妊娠できないのかと焦りや悔しさがこみ上げてくることがよくあったそうですが、鍼灸に通うようになってからは、人は人、自分は自分という考え方が出てきたり、自分のここを改善していけば妊娠できるかもしれないという目標ができて、気持ちがすごく楽になったようでした。

 

人と比べるのは、あまり意味がないことだけど、なぜだかついつい気になってしまうこともあるかもしれない。

本当は、自分自身の身体を向き合って、そして知ることが大切なんだと思うけれども、これはどうしたものか自分の身体については見えないこともあります。

 

けれども、鍼灸をすると、それはまるで炙り絵のように見えなかったものが見えるようになります。

気づけなかったことを発見できます。

そして、気持ちを変化していきます。

 

情報過多の現在では、不妊治療を進めていく上で自分に合うもの見つけるのが難しいようにも感じます。

しかし、それらを鍼灸が解決できる場合があります。

 

この患者さんのように、鍼灸を通してそのことを多くの方に実感して欲しいと改めて思いました。

 

 

こも池鍼灸院

奈良県生駒市東松が丘2−5