色んなこと

目を閉じると見えてくる「体内の色」|触診の感覚と積聚治療(五行)の不思議な一致

私は施術中、ツボを探す時に皮膚を目で確認して探すよりも、「目を閉じて、手のひらや指先の感覚に集中して探す」ことが比較的多くあります。
静かに目を閉じ、患者さんの背中にそっと手を当てていると、ツボの独特な手応え(緊張感や冷え)とともに、頭の中にスーッと「色」が浮かび上がってくることがあるのです。

その色は、ある時は鮮やかな赤、ある時は明るい青、またある時は深い暗闇のような青……。
この浮かび上がってきた色こそが、その日お身体の巡りを整えるために「鍼を当てるべき場所(ツぼ)」の重要なサインになっています。

実は、この「触診で感じる色」を頼りに施術を組み立てていく中で、ある驚くべき事実に気づきました。
鍼灸の世界には「積聚(しゃくじゅ)治療」という、鍼灸師なら知らない人はいないほど有名で歴史のある治療法があります。
この積聚治療では、背中を上から順番に【①肺・②心・③肝・④脾・⑤腎】という5つの領域に分け、お身体の気血の状態に合わせて施術計画を立てていきます。
例えば「腎(生殖機能や冷えに関わるエネルギー)」が弱っている方には、特定の順番(①→⑤……)に沿ってアプローチしていくという明確な法則が存在します。
そして、東洋医学の「五行説」では、この5つの要素を以下のように「色(五色)」に当てはめて捉えます。
① 肺 = 白
② 心 = 赤
③ 肝 = 青
④ 脾 = 黄
⑤ 腎 = 黒

私が患者さんの身体に触れ、直感的に感じる色の変化と鍼を当てる順番が、この「積聚治療の古典的な法則」と見事なまでに一致していたのです。
知識として積聚治療を知ってはいましたが、自分の手のひらを通して捉えていた感覚が、まさか東洋医学の伝統的な法則とこんな形で合致するとは思いも寄りませんでした。

この不思議で感動的な?発見を、妻に話してみたら、
妻は、私の東洋医学的な発見よりも、別の部分に心が動いたようでした。
「へぇ〜!色で身体が整うなら、パワーストーンならぬ『パワーTシャツ』でも作って売ったらいいんじゃない?」

患者さんが発している色を読み取り、「あなたへのおすすめは、今日の体質に合わせたこの色のTシャツです!」と提案する健康グッズ……。

人の身体は、本人が意識していない場所で様々なサイン(冷え、緊張、巡りの滞り、そして色のような反応)を発しています。
「検査では異常がないのに、なぜか体調が優れない」
「病院のデータだけでは分からない自分の身体の状態を知りたい」
そんな不安をお持ちの方は、どうぞ当院にお越しください。

(ちなみに、パワーTシャツの販売予定は今のところございません)

【院情報】
こも池鍼灸院
奈良県生駒市の不妊鍼灸・体質改善
〒630-0251
奈良県生駒市谷田町882-2 司ビル1階中央号室

※当院で行う「てい鍼(刺さない鍼)」は、脈診・腹診や繊細な触診に基づき、全身の気血の巡りを整える東洋医学的施術です。お身体のデリケートな変化に合わせたオーダーメイドのケアを行っており、特に妊活中の方におすすめです。

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