最近は、芸能人の方々が顔に鍼がいっぱい刺さった写真をSNSに載せたりしていることもあり、以前と比べると美容鍼はずいぶん知名度が上がりました。
顔のたるみをきゅっと引き締めたい時や左右のバランスが気になる時などに鍼が活躍するのですが、その時に鍼を刺す場所はツボと呼ばれている場所よりも口輪筋(口周り)や頬筋(ほうれい線)など筋肉を意識してすることが多いように感じます。
なぜそうするのか?
それは、筋肉に鍼を刺すことで人工的に傷を作り、その傷を修復させるために血液中の血小板が活躍して、その次に膠原繊維(コラーゲン)が作られてそこに毛細血管ができ、そうして新たに組織を作ることで肌が若返り、張りや艶が良くなるという流れです。
当院へ不妊・体質改善に来られる方は、鍼を刺さなくても身体の変化(改善)を感じていただけていると思いますが、なぜ鍼をささないのに身体が良くなるのか不思議に思われている方もおられます。
そんな時には、先ほどの美容鍼のようにこれこれしかじかの働きがあるからですと説明したいけれども、
口から出てくる言葉は、
『鍼って不思議でしょ!』
リンゴが木から落ちるのは、そこには目に見えないけれども万有引力の働きがあるように、ツボに鍼をかざすと目には見えないけれども力が働きます。
見えないけれども感じることができます。
それが鍼の魅力かな。
奈良県生駒市東松ケ丘2-5
こも池鍼灸院