冷え性への鍼灸治療の考え方

2019年12月24日

体温が下がると免疫力が落ちると言われています。

冷え性の改善は、身体が健康な状態を保つために大切なことです。
また、冷え性は不妊の原因になると言われています。
しかし、私は実際の臨床経験から一概にそうとは言えないと考えています。

当院で不妊鍼灸を受けられて妊娠された方の中には、冷えの症状がまだ残っていた方もおられました。
これは、冷えの原因の違いだと考えています。

 

東洋医学では、冷え性を四つの種類に分けることができます。

①気温の低下に敏感ですぐに寒さを感じる。
鼻水・くしゃみ・咳など呼吸器系に症状が出やすい人。
このタイプの人は、背中の産毛が濃くなる傾向にあります。

②汗が出やすく、暑さ寒さに弱い。
足腰が冷えている人。
このタイプの人は、足やふくらはぎがむくみやすい傾向にあります。

③胃が弱く、食欲不振・腰痛によくなる。
お腹が冷えて下痢になるか便秘になりがちな人。
このタイプの人は、みぞおちあたりに張りや違和感を感じることが多い傾向にあります。

④月経不順や生理痛がよくおこる、手足が冷えている。
月経時に下痢をする、関節や筋肉に痛みが出やすい人。
目の疲れ、こめかみが痛くなることがよくあります。
イライラしたり気分がすぐれないことが多い傾向にあります。

冷え性は、これら四つに分けることができます。
この中の①~③は不妊の原因としては、影響が少ないと考えています。
しかし、④の場合は不妊に大きく関係していると考えられます。

 

④の冷えは、血の不足による冷えになります。
妊娠には血(栄養)が多く必要なため、④の冷えタイプの場合は不妊になりやすく、また流産リスクが増加するのもこのタイプになります。
身体の冷えが強い人は、冷えのタイプが複数該当することがあります。
不妊の方に多いのが④に加えて、②や③が当てはまるケースです。

 

当院では、冷えの原因を見極めて、それぞれに合わせた施術を行い身体の改善をしています。

冷え性を改善して身体の調子をよりよくしたい方や妊娠力をつけたい方のお力になれれば幸いです。

 

施術で使用する鍼は、皮ふに刺さらない鍼です。痛みや出血などの心配がなく安心安全に受けていただけます。

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奈良県生駒市東松ケ丘2-5
こも池鍼灸院