つわり(悪阻)はなぜ起こる?東洋医学で読み解くメカニズムと『内関』のお灸

待ち望んでいた妊娠が分かった喜びも束の間、最初に訪れる大きな身体のトラブル……それが「つわり(悪阻)」かもしれません。

つわりは妊娠初期(4〜13週頃)に多く見られ、吐き気や嘔吐、胸やけ、喉のつまり感・違和感、胃のむかつき、めまいなど、症状や程度は人それぞれです。

病気ではないとはいえ、精神的・肉体的な苦痛が大きくなると日常の家事や仕事すらままならなくなってしまいます。特にもともと胃腸が弱い方は、つわりが重くなりやすい傾向にあります。

東洋医学で考える「つわり」が起こるメカニズム

なぜ、妊娠すると強い吐き気や胃の不快感が起こるのでしょうか?

東洋医学では、妊娠するとお腹の赤ん坊に栄養や血液を届けるため、お母さんの血液(血=けつ)が一気に子宮へ集中すると考えます。

すると、血を司る「肝(かん)」の気が急激に高まる一方で、胃腸へ送られる血(栄養)が相対的に低下してしまい、その結果、胃の消化・引き下げる働きが弱って、吐き気やむかつきとなって出てきてしまうのです。

【当院での和らげ方】

つわりの症状を和らげるためには、高ぶりすぎた「肝」の気を優しく引き下げ、冷えて働きが鈍った「胃」の機能を助けてあげる施術を行います。

また、元々の体力が落ちている方には、命の根本エネルギーである「腎(じん)」を補う施術も併せて行うことで、疲れにくく健やかな身体へと導いていきます。

おうちで試せる!悪阻(つわり)に効くツボ『内関』

ご自宅で気持ち悪さを和らげたい時には、手首にあるツボ「内関(ないかん)」へのお灸やセルフケアがおすすめです。

 内関(ないかん)の場所

手の掌(てのひら)側の手首のシワから、指3本分ひじに向かった中央(2本の筋の間)。

「内関」は、胃のむかつきや吐き気を抑え、自律神経の乱れや不安感をスーッと落ち着かせてくれる代表的なツボです。吐き気止めバンドなどで押される場所としても有名ですね。

つわりを乗り越えた後も!妊娠期(マタニティ)の鍼灸ケア

つわりの症状が落ち着いてくる妊娠中期以降になると、赤ちゃんの成長とともにお腹の張りや腰痛、足のむくみなどのマイナートラブルが出てきます。

そんな時も、当院の「刺さない鍼(てい鍼)やお灸」でお腹や足元の血流を整えてあげると、お腹の張りがスーッと収まって体がとても軽くなり、逆子の予防にも効果的です。

施術中にツボにそっと鍼をかざして巡りを促すと、血流が良くなったのを感じ取ったお腹の中の赤ちゃんが「ポコッ」と元気よく動き出すのを体感される妊婦さんも多くいらっしゃいます。

妊娠を知った時の鍼灸は「自分と赤ちゃんへの投資」

アイルランドで発表されたある論文の中に、非常に印象的な一節があります。

『妊娠を知った時に鍼灸治療を開始することは、自分自身の健康と赤ちゃんへの素晴らしい投資である』

不妊治療から妊娠初期のつわり、そして安定期から臨月・出産に至るまで、鍼灸は母体だけでなくお腹の中の赤ちゃんにもより良い環境を届けることができます。

 

「つわりが辛いかた」

「妊娠中のお腹の張りや冷え、逆子が心配」

そんな方は、当院までご相談くださいね。

 

こも池鍼灸院

奈良県生駒市谷田町882-2司ビル1階中央号室