不妊鍼灸

ほんわか妊娠図

2019年4月16日

妊娠の脈。

右手の脈が強ければ女の子、左手の脈が強ければ男の子ということが分かります。
これは、右が陰(女)で左が陽(男)という考えからです。
それに加えて、もうすぐ妊娠しそうな人も脈からなんとなく分かります。
そんな人は、身体の冷えも改善してきています。
もし、身体の冷えを感じているようであれば、鍼灸を勧めますが、睡眠と食事も大事です。

睡眠をしっかり取ることで、普段の基礎体温の上昇、さらに夜10時~2時の睡眠は身体(妊娠)に必要なホルモンが分泌されると言われています。
夜なかなか寝付けない人、眠りの浅い人は鍼灸をすると眠りの質が良くなります。
これは、交感神経と副交感神経の切り替えが良くなるからです。

次に、食事です。

ごはん・お味噌汁・野菜・肉・魚・水・お茶など、バランスのとれた食事が一番だと思います。
○○がいいと聞いてそれを毎日摂り続けていたら、身体がアレルギー反応を起こしてしまった方がおられました。
アレルギーが出た時は、まさか毎日摂っていた健康食品が原因だとは思わなかったようですが、それを止めると症状が治まったようでした。

バランスのよい食事を摂っていても、それらの栄養素が身体にちゃんと吸収されていない場合もあります。
これも鍼灸で改善していくことができます。

睡眠や食事、鍼灸というほんわかしたことしか書けないけれど、これは妊娠は完成図のないジグソーパズルを完成させるようなものだからかもしれません。
けれども、睡眠と身体、食事と身体、それらをちゃんとつなげてくれるのが鍼灸で、それはあなたの妊娠ジグソーパズルを完成させるためにはとても大切なピースになることだってあります。

当院は、週1回以上のペースで4カ月以上1年未満通われた方の約6割の方が妊娠されています。

鍼灸師同士でたまに治療のやり方について話をしますが、その時に鍼灸師の友達が○○式の治療方法を取り入れて治療しているけれども、うまくいくこともあればそうでない時もあって、うまくいかない時の対処法がまだよく分からずに○○式の治療に限界を感じているとのことでした。

よくよく話を聞いてみると、××の症状には××のやり方で、△△の症状には△△のやり方をするようにと細かく分かれているようでした。それはとても分かりやすいやり方かもしれないけれど、患者さんの症状は一つだとは限らないし、むしろたくさんあることの方が多いのが実際のとこなので、そうなるとあれやこれやとてんてこもりになってしまって、そしてそれは糸が絡んでしまったようにやればやるほど収拾がつかなくなってしまいかねないように思います。

患者さんは色んな症状をたくさん話すけれど、根源的な身体の異常を見極めることがとても大切だと思うんです。
それに患者さんが訴える症状だけがすべてとを考えるのではなく、またありきたりな概念や枠に惑わされないことも必要だと思います。

同じ地球の上でも時間が変われば、住む生き物も違ったり生活スタイルも変化したり、全長20メートルもある動物がこの辺りを駆け回っていたなんてとても想像つかないけれど、山肌を掘ると数千年前のトリケラトプスやステゴサウルスの化石が出てくるとか、縄文時代の土器や住居跡が見つかるとか、そんな事実を目の当たりにすることがあるように、人の身体も少し深いところに本人も知らないことや忘れかけたものが静かに眠っているような気がします。

それを見つけ出して鍼をすれば身体は生き返ってきます。

ほんわかしたまとめ。
よく噛んで食べ、よく寝て、よく笑って(笑いも大切!)+鍼灸=妊娠!
あなたの妊娠図にも、こんな風にシンプルな考え方を取り入れてもいいんじゃないかな。

ー子宝に恵まれたい!と来られた患者さんー
鍼灸を週1回のペースで数カ月続けていたある日、鍼灸院に来られるや否やまるで妊娠したかのような喜びで、今までとは違って寒さや冷えを感じにくい身体になっていることを話してくださいました。
それから数カ月後に妊娠され、無事に男の子をご出産されました。

今日はこの患者さんのことを元にして書いてみました。

 

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