「FSHの数値が高くて卵巣機能の低下を指摘された」
「排卵誘発剤を使っているけれど、子宮内膜が薄くなってきた気がする」
不妊治療を進める中で、このような壁にぶつかり不安を感じている方は少なくありません。
東洋医学(中医学)には「陰陽(いんよう)論」という基本的な考え方があります。あらゆるものは「陰」と「陽」のペアで成り立っており、お互いにバランスを取り合っているという思想です。
実は、不妊治療におけるホルモン値の乱れや卵胞の発育不足も、この「陰陽のバランスが崩れている状態」として説明することができます。
陰と陽のバランスとは?
陰陽は磁石のN極とS極のように、どちらか一方だけでは存在できません。必ず対になり、常に調和を保とうとしています。
- 「陽」の例:男、体の上半身、気(エネルギー)、交感神経(活動・緊張)
- 「陰」の例:女、体の下半身、血(栄養・潤い)、副交感神経(リラックス・休息)
この陰陽のバランスが大きく崩れると、自律神経の乱れにつながり、結果として脳から指令が出るホルモン分泌(FSH値の上昇など)にも悪影響を及ぼしてしまいます。
特に、「卵胞がなかなか育たない」「採卵がうまくいかない」「無排卵の月がある」といったお悩みの多くは、体内の「陰(潤いや栄養)」が減少している状態(陰虚)と考えられます。
そんな時は、鍼灸で「ツボのスイッチ」を押し、陰を呼び戻す
減少してしまった「陰」は、鍼灸施術によってツボのスイッチをそっと押してあげることで、身体本来の力を引き出し、再び満たしていくことができます。
陰陽のバランスが整うと、上がりすぎていたFSH値が落ち着き、質の良い卵胞が育ちやすい体内環境へと変化しやすくなる効果が期待できます。
ただし、細胞が生まれ変わる周期を考えると、身体の土台がしっかりと変わるまでには3〜4ヶ月ほどの期間が必要です。
「3〜4ヶ月」と聞くと、妊活中の方にとっては「そんなに待てない」「少しでも早く改善したい」と感じられるかもしれません。そのため、即効性を求めてクリニックでのお薬(排卵誘発剤)を選択される方もおられます。
排卵誘発剤と「子宮の砂漠化」について
不妊クリニックでは、排卵を促すためにクロミッドやセキソビットといったお薬が処方されます。
非常に頼もしいお薬である一方、東洋医学的に見ると、これらの排卵誘発剤は「とても強い陽(熱・刺激)の性質」を持っています。
そのため、連続して使い続けると卵巣や子宮から大切な「陰(潤い)」を急速に奪ってしまい、以下のような状態を引き起こすことがあります。
- 子宮内膜が薄くなる
- 頸管粘液(オリモノ)の潤いが減る
- 卵巣が腫れやすくなる
少々大袈裟かもしれませんが分かりやすく表現すると、「子宮内膜の砂漠化」が起きてしまうのです。元々子宮内膜が薄くなりやすい方も、体内の「陽」が強すぎる(熱がこもっている)傾向があります。
強い「陽」を取り除き、潤いを取り戻すために
「薬を使い続けて大丈夫だろうか」と不安に思われるかもしれませんが、どうぞ安心してください。
西洋医学の治療を行いながらでも、鍼灸でツボのスイッチを入れることで過剰な「陽」の熱を逃がし、損なわれた「陰(潤い)」を取り戻すことが可能です。
- 卵巣の腫れを鎮める
- 頸管粘液の潤いを引き出す
- ふかふかで厚みのある子宮内膜へ導く
このように、お薬のサポートをしながら身体への負担や副作用を和らげていくのも、不妊鍼灸の得意とする役割です。
身体の「陰陽」を整え、妊娠力を引き出す
タイミング法や人工授精に取り組まれている方はもちろん、体外受精・顕微授精でお薬を多く使われている方にこそ、陰陽のバランスを整える鍼灸ケアをおすすめします。
- 卵胞の育ちや質が気になる方
- なかなか採卵に至らない方
- 子宮内膜の厚みが足りない方
- 胚移植をしても着床に至らない方
目先の数値やお薬だけに頼るのではなく、あなた自身の身体が持っている「妊娠する力」を根底から整えてみませんか?
身体のバランスが整ってくると、身体が軽くなるだけでなく、心までちょっぴり前向きになれる変化を感じていただけるはずです。
生駒市で不妊鍼灸・刺さない鍼をお探しの方へ
こも池鍼灸院では、お一人おひとりの「陰陽の乱れ」を脈やお腹の反応から丁寧に見極め、皮膚を刺さない優しい鍼で体調を整えていきます。病院での不妊治療と並行して受けられますので、どうぞお気軽にご相談ください。
【院情報】 こも池鍼灸院
〒630-0252 奈良県生駒市谷田町882-2司ビル1階中央号室
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