私の鍼施術は、ささない鍼を使います。
そして私の場合は、ひふを破ることもなければ当てることもしません。
それゆえ、何も感じない施術です。それゆえ効果がさしてないのではないかと最初は思われるかもしれません。
しかし私は、実体験から鍼を刺すよりも刺さない方が効果があると考えています。
仮に刺しても刺さなくて効果が同じだとたら、ひふに刺すことで痛みや出血のリスク、感染のリスクが伴います。それならやっぱり刺さない方がいいと思います。
患者さんからすれば、鍼灸師は刺す治療をする人が多いのかと疑問を抱くかもしれませんね。
これは、鍼灸学校で学ぶ3年間はほとんど刺す鍼しかしないからというのが大きな理由だと思います。
そんなこともあってか、私のところに学生さんや鍼灸師の方がささない鍼治療のやり方を教えて欲しいと来れるくらいなので、今もまだささない鍼治療は浸透していないし、学校で習うことがほとんどないのかもしれません。
「ささない鍼」は効果があるし、患者さんの身体への負担が少ない鍼なんだけどね。