その1
妊娠するためには、いっぱい炭水化物を摂って脂肪をつけた方が女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が多くなり、妊娠しやすくなると言われています。
なぜなら、エストロゲンというホルモンは体の脂肪に蓄えられるからです。
妊娠しやすい身体には、炭水化物は必須です!食事の際には、炭水化物を意識して摂ってみてくださいね。
しかし、過剰摂取はもちろん良くないですし、不規則な食生活も良くないです。
炭水化物を取り入れても、体脂肪は30%以下が理想です。
体脂肪が気になる方には、こんな方法もあります。
それは、断食!
身体をつくるのはタンパク質で、その材料はアミノ酸からできています。(アミノ酸は20種類ありますが、そのうちの8種類は必須アミノ酸と言われていて、これらは体内で作ることができないアミノ酸のことです)
細胞は劣化が進むと白血球(免疫の役割があります)などが食べてアミノ酸に分解していきますが、この働きは身体に栄養が届かない場合にも同じように活性化されます。つまり断食は意図的に細胞をアミノ酸に変えていこうとするもので、これによって身体が新しく生まれ変わると言われたりしています。
例として、長い間妊活をされていた方が病気を患い、その時にしばらく絶食を余儀なくされ、その後、病気の回復と子宝に恵まれたということがありました。(個人の体験談で、みんなが同じようになるとは限りません)
食べても妊娠・食べなくても妊娠、まずは出来そうなことから試してみてくださいね。
ちなみに、卵には必須アミノ酸が含まれていて、妊活におすすめの食材として挙げられています。
だから私はいつも100点と書いているのかもしれません。
これらに加えて鍼灸も取り入れていただけるとさらに妊娠力が上がりますよ!
その2
アメリカの栄養研究家のフルーマン医師が不育症と食の関係について書かれています。
1、精製した炭水化物や糖分の過剰摂取を止める
小麦粉や砂糖を多く摂取する女性は血糖値が高く、排卵異常による不妊症リスクが通常の女性と比べて約2倍になるという。また、清涼飲料水など糖分の摂取量と不妊症は比例関係にある。
糖分の過剰摂取は血糖値を上げ、インシュリン量を増加させる。(高インシュリン血症)インシュリンはホルモン・ホルモン受容体の生成など排卵機能を保つ働きがあるが、高インシュリン血症状態ではホルモンバランスが崩れて排卵異常が生じ、最終的には不妊症を引き起こすという。
2、植物性プロテインを摂取する
研究者によると、動物性プロテイン(肉、卵、牛乳など)を多く摂取する女性は摂取量が少ない女性より不妊症になるリスクが39%高く、一方、動物性プロテイン(大豆など)を多く摂取する女性は摂取量が少ない女性より不妊症になるリスクが22%低いという。
同様に、植物性辱品やサプリメントに含まれるノンヘム鉄も不妊症のリスクを下げる効果があるが、動物性食品に含まれるヘム鉄には効果が見られない。
3、微量栄養素を摂取する
ビタミン・ミネラルといった微量栄養素は、妊活・妊娠中に必要不可欠な栄養素である。
特に、ビタミンBや葉酸には精細胞や卵細胞の発達を助け、神経管欠損を防ぎ、排卵サイクルを正常に保つ働きがある。
なお、サプリメントに含まれる合成葉酸は緑の野菜や植物性食品に含まれる葉酸と異なるため、緑黄色野菜や植物性食品を摂取するように心がける必要があるという。
4、乳製品の過剰摂取を止める
低脂肪製品を過剰に摂取すると、動物性たんぱく質により不妊症や多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)になるリスクが85%増加する。
また、乳製品に含まれるガラクトース(乳糖)は、排卵の妨げになることで知られている。
5、定期的な運動と適正体重の維持を心がける
運動不足と肥満は、不妊症に大きく関係している。運動不足による肥満から、ホルモンバランスが崩れて、排卵障害やPCOSになるリスクが高まる。
定期的に運動することで排卵異常による不妊症のリスクは5%低下し、肥満により先天性異常(胎児)のリスクは増加したという。
フルーマン医師は、食生活の改善により不妊治療を受けずに自然妊娠で子どもを授かった例も少ないと述べている。
これらに鍼灸も加えると妊娠率は更に上がります←これは私の意見です。
まずは、出来そうなことから始めてみてはどうでしょうか。
奈良県生駒市東松ケ丘2-5
こも池鍼灸院