インスリンと妊活|内臓から整える東洋医学と不妊鍼灸【生駒市】

「インスリンの値が妊娠と関係しているって聞くけれど、本当?」

妊活について調べていると、「インスリン」「血糖値」「インスリン抵抗性」といった言葉を目にすることが増えてきたのではないでしょうか。

実際、インスリンの働きと女性の生殖機能には関係があります。

特にPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)では、インスリン抵抗性や高インスリン血症がみられることがあり、排卵障害や男性ホルモンの増加などとの関連が知られています。

そのため、妊活を考えるうえでは、卵巣や子宮だけでなく、血糖やインスリンを含めた身体全体の状態に目を向けることも大切だと私は考えています。

インスリンと女性の身体の深い関係

インスリンは、膵臓から分泌され、体内の血糖値を調節する重要なホルモンです。

インスリンが効きにくくなる「インスリン抵抗性」や、インスリンが多く分泌される「高インスリン血症」がみられる場合、特にPCOSでは、男性ホルモンや排卵などとの関連が指摘されています。

だからこそ私は、

「妊活=子宮や卵巣だけを見る」

のではなく、

「身体全体の状態を見つめる」

ことが大切だと考えています。

東洋医学で考える「脾(ひ)」の役割

では、東洋医学では身体の状態をどのように考えるのでしょうか。

東洋医学には、「脾(ひ)」という概念があります。

ここでいう「脾」は、西洋医学でいう膵臓という特定の臓器そのものを指すものではありません。

東洋医学では「脾」を、飲食物から身体を支えるものを生み出す働きなどと関係するものとして捉えてきました。

そのため、妊活中のお身体を拝見するときにも、私は次のような日常の変化を大切にしています。

  • 食欲にムラはないか
  • 食後に身体が重く感じないか
  • 疲れやだるさが抜けにくくなっていないか
  • お腹や足がむくみやすくないか

こうした日々の身体の反応も、東洋医学では身体の状態を考えるための大切な手がかりになります。

身体の状態をみる「ツボの反応」と「脈診・腹診」

当院では、手首の脈を診る「脈診」や、お腹の状態を確認する「腹診」を通して、お一人おひとりのお身体を東洋医学的にみていきます。

例えば、「梁門(りょうもん)」というツボも、身体の状態を確認するときにみることがあります。

 

ツボを押した際の張り感や硬さ、左右差などを確認しながら、その方のお身体が今どのような状態なのかを考えていきます。

また、東洋医学で「脾」と関係するとされる「太白(たいはく)」や「陰陵泉(いんりょうせん)」などのツボを確認することもあります。

これは病院の血液検査のようにインスリン値を測定するものではありません。

東洋医学の視点から、その方のお身体の状態をみていくための方法です。

そして、そこで得られた身体の反応をもとに、皮膚を刺さない鍼やお灸をどこに行うのかを考えていきます。

「毎日の食べ方」も身体づくりの大切な一部

鍼灸による身体のケアと同時に、毎日の食生活を見直すことも大切です。

インスリンや血糖値の変動が気になる方は、日常生活の中でできることから少しずつ取り入れてみてください。

  • 甘いものや清涼飲料水を一度にたくさん摂らない
  • 空腹の反動で一気に食べない
  • 野菜やたんぱく質、食物繊維などを組み合わせる
  • 一口ひとくち、ゆっくり噛んで食べる
  • 食後に軽く身体を動かす

もちろん、食生活だけで妊娠が決まるわけではありません。

でも、毎日の食事は私たちの身体をつくる大切な要素の一つです。

妊活をきっかけに、普段の食べ方や生活習慣を見直してみることは、身体と向き合う良い機会になると思います。

検査数値だけではなく、自分の身体にも目を向ける

妊活に取り組んでいると、

「卵子の状態は大丈夫かな……」

「子宮内膜はどうかな……」

「ホルモンの数値は正常かな……」

と、どうしても病院の検査データや数字に意識が向いてしまいがちです。

もちろん、医療機関での検査データは、身体の状態を知るための大切な情報です。

一方で、

「最近、食欲はどうだろう?」

「しっかり眠れているかな?」

「身体が疲れたままになっていないかな?」

「お腹や腰に張りを感じないかな?」

といった、日々の身体の変化に目を向けることも大切です。

検査で確認できることは医療機関で確認する。

そして鍼灸では、東洋医学の視点から身体全体をみていく。

それぞれの役割を大切にしながら、妊活中のお身体をサポートしていきます。

妊活のことで頭がいっぱいになってしまったときこそ、一度立ち止まって、自分の身体に目を向けてみませんか?

こも池鍼灸院では、脈診・腹診などの東洋医学的な見立てを大切にし、刺さない鍼やお灸を用いて、お一人おひとりの身体の状態に合わせた施術を行っています。

こも池鍼灸院「気めぐり子宝鍼灸」

〒630-0251
奈良県生駒市谷田町882-2
司ビル1階中央号室

 

※当院で行う鍼灸施術は、脈診や腹診などの東洋医学的な見立てに基づき、身体全体の状態をみながら施術するものです。特定の疾患の診断・治療や、インスリン値の測定・改善、妊娠を保証するものではありません。