■ 逆子とは?
逆子とは、赤ちゃんの頭が上や横、おしりや足が下にある状態のこと。
通常、赤ちゃんは出産が近づくと自然と頭を下にしますが、30週を過ぎても逆子のままということもあります。
自然に治ることもありますが、鍼灸施術によって短期間で改善するケースも多いです。
当院では、逆子の改善率は約85%。
1回の施術で治る方もいますが、多くは5回以内の施術で改善しています。
■ 逆子に使う代表的なツボ
逆子の鍼灸では、次の2つのツボがよく使われます:
- 至陰(しいん):足の小指の外側。お灸をすると、胎児を持ち上げる作用があるとされています。
- 三陰交(さんいんこう):内くるぶしの上。お灸をすると、赤ちゃんを回転させる作用があるといわれています。
この2つを中心に、お身体の状態に合わせて全身の調整も同時に行うことが大切です。
逆子が一度治っても、体のバランスが整っていなければ、また元に戻ってしまうこともあるからです。
■ 逆子がなぜ問題なの?
一般的な分娩では、赤ちゃんの頭から出てくるのが自然でスムーズとされています。
しかし逆子のままだと、
- 足や腕が引っかかって難産になる可能性
- 帝王切開になるリスク
- 出産時に通る産道を経ないため、免疫力が弱くなる可能性がある
といったデメリットがあるといわれています。
■ 鍼灸は妊婦さんにも安心です
鍼灸は薬を使わず、副作用がありません。
妊婦さんでも安心して受けられる自然なケア方法です。
もし、30週を過ぎて「逆子」と言われたら、なるべく早めのご来院をおすすめします。
週数が進むと、赤ちゃんが大きくなり、回転が難しくなるからです。
37週までが施術の目安。
早ければ早いほど、改善の可能性も高くなります。
■ まとめ
- 逆子は30〜37週が改善のチャンス
- 鍼灸で85%の改善実績あり
- 副作用がないので妊婦さんも安心
- 体全体のバランス調整も重要
お灸や鍼で、赤ちゃんの向きを整え、より自然な出産へとつなげましょう。
楽しいマタニティライフを過ごすためにも、お悩みの方はぜひ一度ご相談ください。
当院はせんねん灸セルフケアサポートもしていますので、おうちでできる安産のお灸もお伝えしています。
こも池鍼灸院