体質改善や不妊に関する本やwebサイトには、○○の症状には○○のツボに鍼やお灸をすると身体が良くなりますとあります。
私もこのblogでいくつかこんな症状がある時にはこのツボにお灸をするといいよと載せています。
しかし、私が鍼灸院で治療に使うツボは、○○の症状には○○のツボというやり方はほとんどしていません。
なぜなら、○○の症状には○○のツボというやり方は効果が少ない!という考え方ではなくて、患者さんに合わせたオーダーメイドの治療を心がけていいるからです。
そもそも、○○の症状には○○のツボというやり方は、症状にとらわれて人(身体)を診ることがおろそかになりやすく、これでは東洋医学の本質から外れてしまうように感じます。
東洋医学は、身体を診ることができる医療(医術)だから、それをしないともったいない。
まぁ、患者さんからすれば症状が改善すればどちらでもいいと思うかもしれないけれども、そんなことはありません。
症状だけにとらわれていると、例えば、不妊クリニックで体外受精をしてあかちゃんを授かることができたけれども、その代償として身体がぼろぼろになったなんて話を聞くと、やっぱり症状の改善だけでいいのか疑問を抱いてしまいます。
当院に通われながら、体外受精であかちゃんを授かられた方たちは、身体がぼろぼろになんかならないのが当院の特徴です。
こも池鍼灸院
奈良県生駒市東松ケ丘2-5