『血が足りていないかも』と思う人へ

2019年3月5日

血が不足する原因には、思い悩みが常にある方や目の使い過ぎという場合もありますが、あまり噛まずに流し込むように食べる人も要注意です。
東洋医学では「肝は血を蔵する」という言葉があり、血は「肝」と結びつきが強いとされています。

この肝(肝臓)は、日中は目や筋に血を送り、夜は肝に戻ってくるようにできています。

しかし、この流れが悪いとこむら返りや眠りの質が低下したりしますので、こんな症状がある方は貧血傾向のサインでもあります。
そこで、こも池鍼灸院では「肝」の機能を高めていくことで血の不足を改善して、しっかりと体を補えるようにしていきます。

「肝」を良くするためのやり方には、素直に肝経という肝の経絡を使って鍼をする。
肝の母にあたる腎という経絡を使った治療。
または肝経の子午にあたる小腸経という経絡を使った治療。
針やお灸を使っていろんな治療で解決できます。

それに加えて、よもぎ蒸しをするってのもおすすめです。
よもぎの成分には鉄分が含まれていますので、貧血改善になります。それに、体の中から温めてくれますので血流が良くなります。

それよりも、家で出来ることが何かないのと?とお思いの方。
ちゃんとありますよ。

例えば、胃腸に負担をあまりかけないような食事の仕方をするだけで血の浪費を抑えることができて、その分を他に回すことができるようになります。
よく噛まずに食べる人や消化の良くないものを多く摂る人は、胃にとても負担をかけています。
胃からすれば、ごろっと(口の方でもう少し細分化してくれた…と思っているかもしれません。胃の立場ならほぼ丸投げ状態で来たって感じでしょうか)入ってきたものを、必要なものとそうでないものに仕分ける作業を延々とすることになるわけです。

そこには血(燃料)も必要なわけです。
あなたが雇用主で胃が従業員なら、ブラック企業と言われてもおかしくないくらいの状況かもしれません!
食材や食べ方を見直すことで、胃の労働環境は改善していきます。

それは浪費していた血の見直しであり、同時に体全体の血の分配が是正されていくことでもあります。

今までなかなか分配されていなかった器官にも血が届けられるようになり、体の働きにも変化が表れてきますよ!
あなたの口は、『ブラック』だと言われないようにしてくださいね!

 

奈良県生駒市東松ケ丘2-5

こも池鍼灸院