妊活をしていると考えるテーマだけど、このテーマが永遠にならないようにするためにはどうしたらいいのか?
当院に通われている患者さんの事例で言うと、通われて3、4ヶ月で妊娠される方とそれ以上かかる方の違いは、身体の冷えの程度が違います。
特に、お腹周りや手足の冷えの範囲や強さの違いです。
このことから、冷えを改善して温かい体を保つのがベストです!
という結論ですが、今は妊活=温活の傾向がありますので、これを読んで、そんなことは分かっているよ!!と思って方もおられるでしょう。
しかし、お風呂にゆっくりと浸かり温めたり、はらまきやソックス、服を着込んで温める、カイロを貼って温めるなどをして温活に取り組んでいても、体の状態によってはあまり効果が期待できない場合があります。
その理由として3つ
1、血が不足しているため、温める力が弱っている
2、温めた体を保温する力が低下していて、温めてもすぐに冷えてしまう
3、体全体が弱っていて、エネルギーが不足している
これらの場合は、温めてもすぐに冷えてしまう、もしくは温めても温まらないことが多くあり、根本的な体の改善が必要になります。
ちなみに、以下の問に該当するものが多い方ほど、注意が必要です。
・目が疲れやすい
・食欲不振
・耳鳴りがある
・生理痛が強い
・お腹が張りやすい
・疲れやすい
・時々めまいがする
・下痢しやすい
・手足が冷えやすい
・手足がしびれる
・体全体がだるい
・足腰がだるい
・イライラしやすい
・不正出血がある
・トイレが近い
体を根本的に改善するには鍼灸が役立ちます。
なぜなら、これら3つは、東洋医学の五臓(肝・心・脾・肺・腎)の不調と考えて治療をしていくことができるからです。
鍼灸は、脈の拍動から五臓の状態を判断する脈診やツボを触って診断する切診、見て体の状態を判断する望診など、いろいろな方法で五臓の状態を診ていきます。
問題のある場所が判れば、その場所につながるツボに鍼やお灸をして、改善を図り冷えを無くしていきます。
鍼灸は、ひとりひとり、その時々の体の状態をしっかりと診断して、妊娠しやすい体になるよう、冷えを最善の方法で改善していくことができます。
もう一度まとめると、
妊娠するためには冷えを改善する!
けれども、温活をしていても冷えが改善しない方は、体を根本的に見直すことが必要。
そんな時には、鍼灸が役立つと思います。
こも池鍼灸院
奈良県生駒市東松ヶ丘2−5 有家マンション103