病院の健診や婦人科の診察で、「子宮後屈(しきゅうこうくつ)」と言われたことはありませんか?
通常、子宮はお腹(前)の方向へ傾いています。
しかし、子宮膣部は正常な位置にありながら、子宮体部が背中側(後方)に傾き、ダグラス窩(お腹の奥の凹み)に落ち込んだ状態になっているものを「子宮後屈」と呼びます。
軽度の場合は自覚症状がなく気付かない方も多いのですが、度が重なると酷い月経痛、腰痛、下腹部の圧迫感などを伴います。また、子宮の血流が滞りやすくなることから、不妊や流産のリスクが高まるとも言われています。
東洋医学で紐解く「子宮後屈」2つの原因
なぜ子宮が背中側へ傾いてしまうのでしょうか?
東洋医学では、子宮後屈が起こるお身体の状態を大きく2つのタイプに分けて考えていきます。
1. 筋が「緊張」して引っ張られているタイプ(肝の過緊張)
神経の乱れやストレスなどで筋肉(筋膜)がガチガチに緊張し、骨盤をグッと引っ張って歪ませてしまうことで、結果として子宮が引きつられて後屈してしまう状態です。東洋医学では「肝(かん)」の気が昂ぶっている(強すぎる)状態に多く見られます。
2. 筋が「緩んで」内臓が下がっているタイプ(胃の弱り)
全身の筋力や持ち上げる力が低下し、胃腸をはじめとする内臓全体が下垂することで、子宮が上から押し潰されるように後屈してしまう状態です。これは消化吸収を司る「胃・脾(ひ)」の働きが弱っている状態によく見られます。
自律骨盤と仙骨を整え、本来の位置へ
子宮を本来のどちらのタイプであっても、根本には「骨盤や仙骨のズレ・歪み」が深く関わっています。
こも池鍼灸院では、足を通る「肝経」や「胃経」、そして仙骨・骨盤・下腹部・腰部を通る経絡(気のルート)を使って、骨盤と仙骨のバランスを優しく調整していきます。
施術で使用するツボはお一人おひとりの体質に合わせて厳選しますが、当院では特に以下の2つのツボを重視しています。
中封(ちゅうほう): 足首の前側にあるツボ。全身の「筋(筋肉や筋膜)」の引きつれや調整に優れた効果を発揮します。
陽池(ようち): 手首の甲側にあるツbo。お身体全体の気血の巡りを底上げし、巡りをスムーズにします。
歪んでいた骨盤や仙骨が本来の正しい位置に収まっていくことで、引きつられていた子宮も自然と健やかな位置へと戻っていきます。
痛みのない「刺さない鍼」で安心の骨盤・子宮ケア
子宮後屈のケアと聞くと、「骨盤矯正でバキバキされるのかな?」「痛い施術なのかな?」と不安に思われるかもしれません。
当院で行うのは、皮膚に刺さない特殊な鍼「刺さない鍼」を用いた施術です。
痛みや出血のリスクが一切ないため、施術中は余計な力が入らず、深いくつろぎの中で安心して受けていただけます。副作用もないため、妊活中のお身体にも非常に優しいアプローチです。
ご自宅でお灸をされる方は、足首の「中封」や手首の「陽池」の周辺で、気持ちよく感じる場所を目安に優しく温めてみてくださいね。
「子宮後屈と言われて不安」「生理痛や腰痛が年々重くなっている」という方は、どうぞ当院へお気軽にご相談ください。
奈良県生駒市の不妊鍼灸・刺さない鍼灸院

