不妊鍼灸

子宮後屈への鍼灸治療

 

通常、子宮はおなかの方向へ傾いています。

しかし、子宮膣部が正常な位置にありながら子宮体部が後方(背中側)に傾いて、ダグラス窩方向に落ち込んだ状態になっているものを子宮後屈と言います。

 

軽度のものは症状がなく気が付かないままの人もいますが、ひどくなると月経痛、腰痛、下腹部痛などを伴います。

また、不妊、流産のリスクが高まるとも言われています。

 

東洋医学では、子宮後屈になる原因を二つの種類に分けて考えることができます。

・筋が緊張して骨盤がずれてしまい、それに引っ張って子宮が歪み後屈が起きるもの

肝の気が強い場合が多く見受けられます

・筋が緩んで内臓が下がり、子宮が押されて後屈が起きるもの

胃の働きが弱っている場合が多く見受けられます

 

どちらも、骨盤、仙骨がずれている場合が多くありますので、これらの調整をしていきます。

肝経、胃経、および仙骨、骨盤、下腹部、腰部を通る経絡を使い、骨盤、仙骨のずれを調整していきます。

使用するツボは、おひとりおひとりの身体に合わせて選択しますが、中封穴と陽池穴はほぼ全員の方に使用します。

中封穴は筋を調節する働きが、陽池穴は全身の巡りを良くする働きが期待できるからです。

 

骨盤、仙骨部が整うと子宮後屈は改善されていきます。

鍼灸治療は副作用がなく子宮後屈を改善していくことができます。
当院では、ささない鍼で施術をしますので、痛みや出血のリスクがなく、リラックスして受けていただけます。

 

おうちでお灸ができるなら、ツボの場所を参考にしてください。(ツボの場所は各自で違いますので、あくまでも目安です。)

 

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