肩や首の筋肉の緊張(こり)は気づきやすいけれども、骨盤内の筋肉の緊張はなかなか気づきにくいし、子宮や卵巣に比べると意識がいきにくいかもしれません。
しかし、骨盤内の筋肉が硬いということは血の巡りが良くない状態であると考えられるので、妊娠を考えている方にとっては、骨盤内の筋肉は柔らかくしておくことが大切です。
ということで、妊娠しやすい身体になるように骨盤ストレッチや骨盤矯正を勧める整骨院や整体もあります。
実際に通われた方もおられると思います。
先日来られた方も、他のところで診てもらった時に、左右の骨盤が大きく歪んでいるので骨盤を矯正した方が筋肉の張りやこりが緩み血流も良くなると言われて、骨盤矯正をされたそうです。
しかし、あまり変化を感じることができなかったようでした。
私は東洋医学的発想で骨盤内が緊張状態にあるのは腎とか肝などの状態が良くないからと考えて鍼をする場所を決めていきます。
今回、鍼をする場所は二つ。
足首にあるツボと膝にあるツボです。
鍼をするといっても、ささない鍼施術ですので痛くはありません。
一つ目のツボに鍼をすると、患者さんは骨盤内の筋肉の緊張が解けていくような変化を感じられました。
二つ目のツボに鍼をした後に、患者さん自身に下腹部を押してもらうと、鍼をする前より柔らかくなっていることを感じ取ることができたようでした。
足首や膝など骨盤とは違う場所に鍼をしたけれども、骨盤内の筋肉の緊張をとることができて、やっぱり鍼は効くね!と改めて感じました。
骨盤内の筋肉の緊張は、ささない鍼施術で改善することができます。
こも池鍼灸院で着床率UPを目指しましょう!
こも池鍼灸院
奈良県生駒市東松ケ丘2-5