「妊娠すること」だけを目標にして、日々の数字に追われていませんか?
妊活を続けていると、
「このホルモン値を改善しないと」
「卵がちゃんと育っているかな?」
「今月の子宮内膜は何mmだろう……」
と、一つひとつの検査結果や数値がどうしても気になってしまうものです。
もちろん、病院で必要な検査を受け、医師と相談しながら治療を進めることはとても大切です。
しかし、長く妊活中の方と向き合ってきた鍼灸師として、私はもう一つ大切にしてほしいことがあります。
それが、
「妊娠することだけではなく、その先の出産までを見据えて身体を整えていくこと」
です。
検査の「数値」だけを追いかけて苦しくなっていませんか?
例えば、FSHなどのホルモン値を検査して、その数値が高いと分かったとします。
「何とかしてこの数字を下げなければ」
と焦ってしまう方もいるでしょう。
医師から治療や薬を提案され、それによって検査値が変化することもあります。
一方で、治療によって体調の変化や副作用を感じる方もいます。
そんなとき、一度立ち止まって考えてみてほしいのです。
「数値だけではなく、今の自分自身の身体全体はどうなっているのだろう?」
これは、決して病院での治療や薬を否定する話ではありません。
必要な医療を受けながら、それと同時に、自分自身の睡眠や食事、疲労、ストレスなど、身体全体の状態にも目を向けていく。
私は、その両方を大切にしてほしいと考えています。
妊活が長くなるほど「細かいこと」にとらわれやすくなる
不妊の原因を調べるために、病院ではさまざまな検査が行われます。
女性では、ホルモンの状態、排卵、卵管の通過性、子宮や卵巣の状態など。
男性では、精子の数や運動率など。
男女それぞれの状態を確認しながら、妊娠しにくい原因を探していきます。
原因が見つかれば、それに応じた治療を行います。
一方で、検査をしても明確な原因が分からない場合もあります。
その場合も、年齢や治療歴、身体の状態などを考慮しながら、タイミング法、人工授精、体外受精、顕微授精などの治療を検討していきます。
こうして治療期間が長くなると、妊活について調べる機会も増えていきます。
「この食べ物が良いらしい」
「この数値はもっと上げたほうがいい」
「排卵日は一日もズレてはいけない」
知識が増えることは悪いことではありません。
ただ、情報を集めれば集めるほど、いつの間にか目の前の小さな数字や条件ばかりが気になってしまうことがあります。
そして、毎月の検査結果に一喜一憂し、心が疲れてしまう。
そんなときこそ、少しだけ視点を大きくしてみてください。
東洋医学が大切にする「身体全体」という視点
東洋医学では、身体をパーツごとに切り分けて考えるのではなく、全体としてのバランスや状態をみていきます。
例えば、
- 疲れを溜め込んでいないか
- 睡眠の時間や質はどうか
- 食事をきちんと摂れているか
- 無意識に身体へ力が入り続けていないか
- 冷えを感じていないか
- ストレスを抱え込んでいないか
こうした日々の状態も含めて、身体をみていきます。
東洋医学には、「気」や「血(けつ)」など、現代医学とは異なる独自の概念があります。
これらは、現代医学のホルモン値や検査結果と一対一で対応するものではありません。
だからこそ私は、検査結果だけにとらわれるのではなく、
「今、目の前にいるこの方の身体全体は、どのような状態なのか」
という視点を大切にしています。
鍼灸は「妊娠させるための手段」ではありません
私は、鍼灸を単に「妊娠させるためのテクニック」とは考えていません。
妊活という長い道のりの中で、心と身体の状態を確認しながら、身体を整えていくためのケアだと考えています。
そのため、施術では検査結果や数値のお話だけではなく、
「最近、よく眠れていますか?」
「食事はしっかり摂れていますか?」
「最近、疲れていませんか?」
「肩や呼吸に力が入りっぱなしになっていませんか?」
といった、毎日の暮らしや身体の感覚にも耳を傾けます。
日々の生活や月経周期による変化を確認しながら、その時々の身体の状態に合わせて施術していきます。
身体全体をみていくからこそ、時間が必要なこともあります
妊活中の身体を整えていく過程では、変化の現れ方に時間がかかる場合もあります。
一度の施術で判断するのではなく、月経周期を何度か重ねながら、その時々の身体の状態を確認していく。
それが、私が大切にしている考え方です。
「なかなか変化を感じないから、鍼灸は合わないのかな?」
と焦るのではなく、
今の身体に何が起きているのかを確認しながら、一歩ずつ進んでいく。
そんな妊活を私はサポートしたいと考えています。
私が「妊娠後」も施術を続ける理由
当院が大切にしている考え方の一つが、
「妊娠したら終わりにしない」
ということです。
不妊治療を続けて、病院で陽性反応が出た瞬間。
これは、本当に大きな喜びです。
私も、患者さんから陽性のご報告をいただくたびに、とてもうれしく思います。
しかし、私はそこで妊活がすべて終わるとは考えていません。
妊娠すると、女性の身体は大きく変化していきます。
妊娠初期には、つわりや眠気、倦怠感など、それまでとは違った身体の変化を感じる方もいます。
だからこそ私は、
「妊娠できたら終わり」ではなく、妊娠後の身体の変化にも目を向けていきたい
と考えています。
妊娠後の施術については、ご本人の希望や体調、妊娠経過などを踏まえて行います。
こちらから「必ず通院してください」とお願いすることはありません。
私にとってのゴールは「陽性反応」だけではありません
妊活をしていると、
「陽性反応が出ること」
が大きな目標になります。
それは当然のことです。
長い間妊活を頑張ってきた方にとって、陽性反応は大きな一歩です。
でも、その先にも妊娠期間が続いていきます。
そして、その先に出産があります。
だから私は、
「妊娠できるかどうか」だけではなく、「その先まで見据えて、今の身体をどう整えていくか」
を一緒に考えていきたいと思っています。
目先の数字だけに、とらわれすぎないでください
妊活中は、どうしても検査結果や数字が気になります。
それは当然です。
でも、あなたの身体は数字だけでできているわけではありません。
睡眠、食事、疲労、ストレス、生活リズム、月経周期。
そうした毎日の積み重ねも、今の身体の状態を考えるうえで大切な要素です。
もし数値ばかりを追いかけて苦しくなったときは、一度立ち止まって、
「今の私は、身体全体として元気に過ごせているかな?」
と、自分自身に問いかけてみてください。
生駒市で「出産までを見据えた不妊鍼灸」をお探しの方へ
こも池鍼灸院では、妊娠という一つの結果だけに目を向けるのではなく、妊活中から妊娠後まで、その時々の身体の状態をみながら施術しています。
病院での不妊治療を受けながら、身体全体のケアとして鍼灸を取り入れたい。
検査結果だけではなく、自分自身の身体の状態にも目を向けたい。
そんな方は、一度ご相談ください。
私は、陽性反応だけをゴールには考えていません。
妊娠の先にある出産までを見据えて、今できる身体のケアを一緒に考えていきたい。
それが、こも池鍼灸院が大切にしている不妊鍼灸です。
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