「瘀血(おけつ)」という言葉を聞いたことはありますか?
東洋医学において「瘀血」とは、血液の流れが滞り、体の一部に血が停滞している状態を指します。
実は、病院の血液検査や内診では「異常なし」と診断されていても、当院へ妊活のご相談に来られる患者様の中でこの「瘀血」を抱えている方は非常に多くいらっしゃいます。
なぜ?「過去のケガや手術」が血流を滞らせる理由
瘀血が生まれる大きな原因のひとつに、「過去に受けたケガや手術(帝王切開や腹腔鏡手術、盲腸など)」があります。
たとえ表面の傷口は綺麗に塞がって治っているように見えても、体の深部では依然として血が滞っているケースがあるのです。
体は損傷した組織を修復しようとする際、その場所に大量の血液を集めます。するとその局所で水分が不足し、血液の粘度が増して流れが悪くなってしまいます。
ご自身では治ったと思って忘れているような過去の傷や衝撃が、巡りを妨げる隠れた原因になっていることがあります。
あなたは大丈夫?「瘀血」のセルフチェック
自分では気づきにくい瘀血ですが、お身体には以下のようなサイン(特徴)となって現れます。
・ 顔色が全体的に青っぽい、またはくすんでいる
・足の甲や太もも、皮膚の表面に細い紫色の血管(蜘蛛の巣状)が浮き出ている
・手足の末端が常に冷えている
・ 胸・脇・下腹部などがチクチクと痛むことがある
・いつも決まった同じ場所が持続的に痛む
・月経周期が不安定で、経血にレバーのような塊が混じる
瘀血が「排卵障害」や「不妊」を引き起こすメカニズム
体内の血流が滞ると、血液によって運ばれるはずの酸素や栄養、ホルモンが子宮や卵巣に届きにくくなってしまいます。
その結果、卵胞がスムーズに育たない排卵障害や、高温期が維持できない黄体機能不全、さらには子宮筋腫や子宮内膜症といった症状を引き起こし、不妊の大きな要因となってしまうのです。
【症例】下腹部痛が消え、排卵日が「25日後→18日後」へ短縮
以前、当院に来られた患者様で、下腹部が突っ張るような強い痛みに悩み、病院で検査を受けても「異常なし」と診断されて鎮痛剤を処方されていた方がおられました。
当院で瘀血を取り除くための刺さない鍼とお灸の施術を週1回のペースで続けていただいたところ、長年続いていた下腹部痛が消失。
さらに、以前は排卵までに25日前後もかかっていた長い生理周期が、約18日ほどでスムーズに自力で排卵できる身体へと改善されました。
滞っていた瘀血を解消して血の巡りを整えることは、痛みを和らげるだけでなく、卵巣の働きを高めて月経周期を正しく整えることへ直結しています。
ご自宅でできる「瘀血改善」のお灸セルフケア
血の滞りを和らげ、お腹や足先の巡りを良くするためのおすすめのツボをご紹介します。
血海(けっかい): 膝のお皿の内側の上縁から、指3本分ほど上がったところ。血の巡りを良くする代表的なツボ。
足三里(あしさんり): 膝のお皿のすぐ下、外側の凹みから指4本分下がったところ。胃腸の働きを高め、良い血を作るツボ。
三陰交(さんいんこう): 内くるぶしの高いところから指4本分上がった、骨の際。女性特有の症状や冷えに必須のツボ。
長引く「冷え」や「排卵の遅れ」でお悩みの方へ
「セルフケアを続けてもなかなか変化を感じられない」
「過去の手術痕や長引く下腹部痛が気になる」
そんな方は、どうぞ当院にご相談ください。
こも池鍼灸院では、刺さない鍼(てい鍼)とお灸を使って、お身体の深部に潜む瘀血を丁寧に解きほぐし、子宮や卵巣へ温かな血液が満ち渡るようサポートいたします。
巡りを整え、授かりやすいお身体の土台を一緒に作っていきましょう。
こも池鍼灸院の「気めぐり子宝鍼灸」
奈良県生駒市谷田町882-2司ビル1階中央号室