昨年から、保護ねこ団体から譲ってもらった猫2ひきと一緒に暮らしています。
もともとは一匹だけのつもりでしたが、気に入った子猫には母親猫も一緒に保護されていることを知り、知ってしまうと離れ離れになってしまうのはかわいそうという気持ちが大きくなり、親子揃っておうちにやってきました。
しかし、その約3週間後に親猫がおうちから逃走してしまいました…
もともと野良だったので、外の世界の方が好きだったのかもしれません。
とは言っても、新しく迎えた家族をほっておくことはできないので、探し続けて12日後に無事に捕獲することができました。そして、今ではザ・寝子になっています。
親猫の心配はすっかり無くなりましたが、子猫の方はまだまだ心配事が尽きません。
うちに来た当初から咳をよくしていて、それが段々とひどくなるものだから、動物病院で診てもらうと、マイコプラズマ肺炎になっていることがわかりました。
抗生物質を飲んで良くなったのも束の間で、今度はおしっこの量がやたらと多いので、また何か体に問題を抱えているのかもと思い、また動物病院で診てもらうことにしました。
血液検査の結果から、腎臓の機能低下で毒素を排出することが難しい上に脱水症になっていること、また血圧がとても高いこともわかりました。
動物病院の先生は、小さい猫の負担が少なくて済むように、そして効果が出る治療方法を一生懸命に考えて回復の道筋を提案してくれます。
しかし、今回のケースは子猫には稀なケースらしく、この薬を試してみて、ダメならまた別の薬を試して様子を見ていきましょうと模索しながらの治療法しかないようでした。
そのことにもどかしさもや西洋医学の限界も感じてしまい、動物病院の先生は、本当にいい人なんで、先生を頼りにしつつ自分にも何かできることはないかと考えました。
出てくるものといえば鍼とお灸です。
猫にも人間と同じようにツボがあるのか調べてみると、同じようにあるんですね!
足三里や合谷などよく知られたツボが猫のイラストに描かれている本を参考にして、本に載っていない他のツボも大体の見当をつけて、うちの猫は腎臓が悪いから、腎兪や太渓、復留に鍼をしてみることにしました。
普段使っているささない鍼は、猫が急に動いても傷つけることがないから安心して施術ができます。
最初は、警戒心が強くなかなか鍼をさせてくれなかった猫も、しばらく経った今では少し気持ちよさそうな顔を見せてくれるようになりました(気のせい??)
西洋医学と東洋医学のコラボで早く体が良くなってくれたらいいのにな。
こも池鍼灸院
奈良県生駒市東松ヶ丘2−5 有家マンション103