こも池鍼灸院の特徴

2014~2023年の妊娠率は65.4%

2019年4月2日

こも池鍼灸院の不妊鍼灸でできること

不妊鍼灸でできること、卵胞の質向上・子宮内膜の改善・冷え性改善・自律神経の安定

こも池鍼灸院の妊活・不妊鍼灸

東洋医学では、妊娠力は『腎』という臓器と密接なつながりがあり、中国の古典(皇帝内経)では、腎が充実していると49歳まで出産可能と書かれています。

当院でも『腎』の充実を柱に施術を行い、48歳で初産を迎えることができた方がおられます。

 

卵巣(卵胞が成長する)環境

卵巣への血液は他の臓器と違い、2本(他の多くの臓器は1本)の動脈から栄養をもらっています。

1つは、最も太い動脈のひとつである腹大動脈から分岐している卵巣動脈と、もう1つは子宮動脈の卵巣枝です。

卵巣動脈には、絡みつくように交感神経が分布していて、ストレスがかかると交感神経が緊張して卵巣動脈を収縮させてしまい、血液の流れが悪くなり卵胞の成長に悪影響を与えてしまいます。

このことから、ストレスは卵胞の育ちや質にとても影響があることが伺えると思います。

子宮(受精卵を育てる)環境

子宮内膜は、月経開始から約2週間で10㎜前後の厚さに成長し受精卵の着床に備えます。

内膜の成長には、とても多くの血(栄養)が必要であることから、子宮への血流が悪くなると内膜が育たず着床が難しくなります。
当院では、月経周期に合わせた施術で子宮環境を良くしていきます。

子宮の自律神経は、交感神経は下腹神経、副交感神経は骨盤内脛神経によって支配されています。
交感神経優位の状態が続くと子宮への血流が悪くなってしまいます。

㌽! 鍼灸治療で自律神経系を安定させると子宮の働きが改善する効果が期待できます。

 

東洋医学の観点から、卵子の質・子宮環境の向上を目指す4つのポイント

①生殖能力につながる『腎』を養う施術

『腎』は生殖能力そのものを担っています。

腎の機能が低下すると、妊娠や妊娠継続が難しくなります。男性の場合は生殖能力が低下します。

腎の働きが低下している方の特徴
・おりものが多く、終日流れ出る。
・お腹や足腰が冷えやすい
・温める作用が過剰になりすぎて体がほてる
・生理後半から終わりにかけて痛む

 

②飲食物を血(エネルギー)に変える役割を担う『脾』を養う施術

脾は、飲食物を栄養素に変える働きと、他の臓器や筋肉などに栄養素を運搬する働きがあります。

脾を養う施術をすると、卵巣や子宮へ血がよりよく届き、質の良い卵胞・子宮環境にしていく効果が期待できます。

脾の働きが低下している方の特徴
・おりものが粘り強く、量が多くなる
・うつ状態になりやすい

 

③血の貯蔵庫『肝』を養う施術

肝は、生殖器・甲状腺・下垂体などホルモン器官と深く関わっています。

イライラやストレスに敏感で、肝の気が増えすぎるとストレス過多になりイライラや怒りっぽくなりやすくなります。逆に肝の気が不足すると決断力が鈍ります。

肝を養う施術は、気持ちと血の巡りが安定し、質の良い卵子・子宮内膜にしていく効果が期待できます。

肝の働きが低下している方の特徴
・おりものが赤みがかり、わずかに臭う
・生理直前から前半にかけて痛む

 

④月経周期の調節をしている衝脈を整える施術

衝脈が充実していると月経は安定し、不調であると不妊になりやすいと言われています。

衝脈を整えることで月経が安定し、妊娠しやすい身体づくりを目指します。

 

簡単セルフチェック

あなたの弱っているところは脾・肝・腎のどれ!?
質問に該当するものを選んでください。

A

□朝起きるのがつらい
□甘いものが好き
□食後眠くなる
□冷えが気になる
□お腹に張りがない

B

□立ちくらみやめまいがよくある
□肌や髪に艶がない
□目が疲れやすい
□経血量が少ない
□イライラすることが多い

C

□汗が出にくい
□疲れやすい
□皮ふが乾燥しやすい
□むくみやすい
□経血が黒っぽい

A.B.Cで一番多く当てはまるのが弱っている臓器の可能性があります
A 「脾」
B 「肝」
C 「腎」

 

月経周期に合わせた施術

月経周期を「月経期」・「卵胞期」・「排卵期」・「黄体期」の4つに分けて、それぞれの周期に合わせた鍼灸治療を行い、身体を整えていきます。

定期的に継続して行うことで「卵胞の育ち」「卵子の質」「子宮環境」などの改善効果が大きくなっていきます。

 

 

月経期は新しい卵胞を育てる鍼灸

子宮内膜や老廃物などの排泄と新しい卵胞を育てる大切な時期です。

この時期は「不要なものをしっかりと出す、そして新しい卵胞にエネルギーを吹き込む」施術を行います。

女性ホルモンがリセットされるため身体は緊張から弛緩へ向かいます。
その後ニュートラルに戻っていきますが、気の巡りの悪い人・気が不足している人は倦怠感や眠気の症状から頭痛、便秘・下痢の症状が現れる特徴があります。

・月経量が少なくこの時期に月経痛がある場合は、血が滞っている可能性があります。

 

卵胞期は卵の育ちを支える鍼灸

エストロゲンの分泌が増加して卵巣では卵胞が成長していき、子宮は着床に備えて内膜が厚くなっていく時期です。

月経でリセットした「栄養」と「気」を補い、たくさんのエネルギーが必要な卵胞の育ちを支える施術を行います。

日ごろ疲れて、気が不足している場合は体温が低くなる傾向にあります。
そのため、卵胞を育てる栄養素が低下して排卵まで時間がかかります。

・この時期に子宮が痛むのは、血が足りていない可能性があります。

 

排卵期は質の良い卵胞の成長と確実に排卵できる力を養う鍼灸

卵胞から卵子が飛び出す排卵期は、体に大きな変化が起きる時期です。

基礎体温が低温期から高温期に移行して、精子と卵子が受精した場合は5~7日くらいの時間をかけて分裂を繰り返し子宮にたどり着きます。

排卵とピックアップを確実に行えるように鍼灸治療を行います。

 

排卵後は着床と妊娠継続を高める鍼灸

排卵前に整えておいた子宮内膜への着床と妊娠継続を促す時期です。

黄体ホルモンの分泌が増加して基礎体温が上昇します。受精卵が育っていく環境にするために、大きなエネルギーが必要になります。

大きなエネルギーを作り出すために、身体全体の機能向上を図り、妊娠継続の力を養う身体づくりを目指します。

 

不妊治療は、その人その人の年齢・体質・生活習慣などによって様々です。
月経周期に合わせた鍼灸治療を行うと、『月経痛が緩和した』・『PMSを感じなくなった』・『冷えが和らいだ』・『イライラすることが減った』など、身体の変化を感じていただけます。

ホルモンバランスや自律神経が安定して、「卵胞の育ち」・「卵子の質」・「子宮内膜」にも良い変化が期待できます。

 

それぞれの段階に合わせた施術

タイミング法をされている方

こどもが欲しいと考えてから、しばらく経っても妊娠に至らない方は、なぜ妊娠できないのかを調べに病院へ検査を受けに行かれる方が多いのではないでしょうか。

基本的な6大検査

・基礎体温表

・一般精液検査

・頸管粘液検査

・フーナーテスト

・子宮卵管造影

・経腟超音波検査

検査の結果、卵の育ち(多嚢胞など)卵巣側に問題があればクロミッドやセキソビットなどを、高温期が維持できないようならルトラールやデュファストンなどを医師から処方され3~4周期様子をみて、結果が出なければ薬を替えたり、ステップアップしたりという流れになるかと思います。

また、原因不明の不妊の場合にもとりあえず薬を処方され様子をみる場合もあるのではないでしょうか。

しかし、薬を服用してもなかなか妊娠に至らない場合でも、鍼灸を受けられると今までの不妊期間に関係なく妊娠される場合があります。

当院に通われていた方で特に印象に残っているのが、43歳の方です。
この方は、数年間体外受精をしていましたが全く結果がでなかったことと、薬の副作用で体調を崩してしまったことで、来院されました。
今までの経緯から自然妊娠を望まれ、当院で週に1~2回のペースで施術をして5か月のちに44歳で妊娠されました。

≪受療目安≫
週1回のペースをおすすめします。

 

人工授精をされている方

タイミング療法では、なかなか妊娠に至らないので高度生殖医療を少し考えている方や、人工授精でなんとか授かりたいと思われている方も、鍼灸を併用されることで妊娠される方もおられます。

≪受療目安≫
タイミング法と同じく週1回の施術に加えてAIH前もしくは後に1回をおすすめします。

高度生殖医療(体外受精・顕微授精)をされている方

卵胞の質や卵管の問題、男性側の問題などで高度生殖医療を受けられている方も鍼灸を併用されると1年以内に妊娠される方が多くおられます。
不妊治療を10年間されていたかたも1年以内に妊娠されるケースもあり、その方々は鍼灸を受けられるとご自身の身体が変化していくことを実感されています。

当院に通われていた方で、8年間不妊治療をしていた方は不妊症に加えて不育症もあり、妊娠しても出産までが遠い日々を過ごされていましたが、当院に通われて3回目の移植で妊娠・ご出産されました。

≪受療目安≫
週1回の施術に加えて、採卵前や移植前と後に鍼灸を受けられることをおすすめします。


43歳以上の方は週に1~2回をおすすめします。

あまり間隔をあけずに受けていただいた方が、着床率が上がります。

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